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デザインセンスゼロの私が格好いいランディングページを作れる「ペライチ」を体験してみた

連載
柳谷智宣の「スタートアップDive!」

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独自ドメインやGoogle Analyticsも使える

 まずは料金プランについて。無料プランと月額980円の「通常プラン」、月額1980円の「プレミアムプラン」が用意されている。それぞれ、半年契約すると10%お得に、年間契約すると20%お得になる。筆者は最初無料プランで作成し、公開する段階で「通常プラン」を契約した。一般ユーザーはどんな選び方をしているのだろうか。

 「とにかく予算がないけどサクッとページを作って公開したいというユーザーさんは『無料プラン』がオススメです。独自ドメインをあてたり、フォントを変えて世界観を表現したい、フォーム機能を使いたいという場合は『通常プラン』。外部サービスを埋め込んだり、広告やマーケティングツールのタグを埋め込みたいなら『プレミアムプラン』がオススメ」とのこと。

 さらに、多数のページを公開したり、広告を活用して大量に集客する場合は、エンタープライズプランも用意されている。こちらは要見積もりとなる。

使える機能によってプランが異なる

 筆者が有料プランにした一番のポイントは「フォーム機能」の有無。しかし、一般的には独自ドメインを使ったり、他のサービスを埋め込む、といったニーズも大きいようだ。ちなみに、後で知ったのだが、フォームを利用しなくても電話番号を設定できるブロックを使ったり、リンクに「mailto:メールアドレス」と設定する方法もあった。

 作成したページを公開する際は「https://peraichi.com/landing_pages/view/gaen」のようなURLが割り振られる。ビジネスで独自ドメインなどを使っているユーザーは、自分のサイトにあるように表示したいこともあるだろう。そのようなニーズに応え、通常プラン以上は独自ドメインをサポートしている。実際には、ドメインそのもののレコードをペライチに設定すると、自分のサーバーが表示されなくなるので、サブドメインを割り当てることになるだろう。

独自ドメインを利用できる

 有料サービスを契約する際に気になったのが、「PV数の上限」。無料プランは当然なのだが、通常プランでも月間2万PVまでとなっている。これは公開ページの合計数とのことで、3ページ公開すると1ページ当たりは無料プランよりも少なくなる。結局、1万PVも見られれば充分! と判断したのだが、この点を聞いてみた。

 「PV数の上限に引っかかっているユーザーさんはほとんどいらっしゃいません。また、仮に一時的にPV上限を超えた場合でも、よほど大幅に超えない限りはすぐにページを非公開にしたりすることはありません。基本的には、恒常的に大きく上限を超えた場合、運営よりご連絡を差し上げて、それでも応じてもらえない場合は対処を考えるという流れになります」とのこと。

 取らぬ狸の皮算用だったようで、恥ずかしい。確かに、Facebook広告やリスティング広告でランディングページに誘導するのだが、1万PVを獲得するのにいったいいくら必要なのか、という話なのだ。ここに数百万円をかけられる企業なら、ペライチのサービスを利用せず自前で構築しているというわけで、納得した。

 ランディングページを作るという、必要な人にとってはずばっと刺さるサービスの「ペライチ」。デザインの素人でも、ウェブページを作ったことがなくても、格好いいランディングページが作れるのでオススメ。筆者ももちろん使い続ける予定だ。

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。

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