関係者インタビュー
安藝貴範 代表
セットアップやタイヤと、いろいろと苦しんだ予選でしたが、決勝で速さを見せられてよかったです。とはいえ、落ちてきたライバルたちがいたから、そして前には同じパッケージの#65がいるので喜びきれないのが本音です。直線スピードで苦戦しそうなので、岡山で優勝を取り逃がしたのはつらいなと。
とは言っても、2位表彰台は幸先良いし、クルマのチョイスも大ハズレではなかった。ドライバーのふたりは本当に素晴らしかった。そして、ファンのみなさんの応援には本当に感謝しています。
片山右京 監督
開幕はとりあえず良いスタートが切れました。予選日も決勝もドタバタしてて、マシンも本来の調子ではなかったけど、その中でメカもドライバーも良い仕事をしてくれました。開幕戦で2位という順位には大きな意味があると思います。
ただ、課題はたくさんあって、最高速が伸び悩んだり、他のチームが落ちてきたりと、運に助けられた部分もあったので、富士に向けて課題を解決して、ちゃんと実力をつけていかないといけません。あと、やっぱり「嬉しい」より「悔しい」ですね。
谷口信輝 選手
予選8番手からのスタートは、何位になれるのかまったく予想できませんでした。最初は片岡選手が落ちてきたマシンを抜いてくれて、我々はペースをキープしたまま走り続けられたのが大きいですね。終わってみれば2位という結果だったんですが、ほかの車種が1位だったらもっと嬉しかったんですが、同じ車種のライバルが1位になったので、嬉しさよりも悔しさのほうが大きいです。このカリはそのうち返したいと思います。
1年を通したチャンピオンシップとして見れば、2位という成績はとてもいい結果だと思います。AMG GT3はまだまだ試したいことがたくさんあって、正直すごく速いクルマではないけど、開幕戦を見ると決勝に強いかなと。今後もこの調子でいけるかわかりませんが、ロングが悪くないということがわかったので、少し安心しています。
片岡龍也 選手
今シーズンの開幕戦は初めてのクルマで8番手スタートという状況で、タイヤもロングだと良さそうだとわかりました。まわりのライバルも速くて、最初はみんな良いペースで膠着状態だったんですが、そのうち落ちてくるライバルもいて、そんな中でペースを維持できました。自分としては絶好調というわけではなかったんですが、前のクルマに追いつくことができて抜くことができました。ピットインしてみたら、いつの間にか3位で、さらに谷口選手が一台抜いてくれました。
スタート前は表彰台に乗れたらラッキーかなと思っていたんですが、あそこまでいくと一位が良かったですね。一位のマシンは我々と同じパッケージングなのでとても悔しいです!AMG GT3はレースに強いクルマだと感じました。予選順位さえ上げれば面白いレースができると思います。
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