変わりゆくOcuFes、BtoBを強める場にも
赤崎氏は、今のようなVRへの社会的な関心の高まりや、OcuFesの活況は「3年前に予想できたかというとできなかった」という。
それでは、今後3年後、OcuFesやVRを巡る状況はどうなっているだろうか。
高橋氏は「BtoCは、最初の黎明期を終えているだろう」と予測する。
「VRを販促ツールとして使われるようなゲームは、ネット上の販売には必ずしもなじまないため、展示したいという人がOcuFesを利用することはあるだろう。展示用に使いたいという人と、VRコンテンツを作れる人とのマッチングといった役割を担っていくこともあるだろう。VRが一般に浸透するに従ってBtoCのお披露目の場にもなるだろうし、BtoBのお披露目ともなり、開発中のVRコンテンツを触ってもらって完成度をテストする場となることもあり得る」(高橋氏)
草の根として始まった展示会が、今やVR企業を生み出すゆりかごとして、日本のVR市場を成長させる上で、重要な役割を担おうとしている。今回、Finalと銘打たれたが、次回からは、よりさまざまなハードも参加しやすいように名称を「Japan VR Fest」とする予定だ。