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新機能の共同開発など、OSSコミュニティ貢献のためのプロジェクトも展開

ヤフーがプライベートPaaSに「Pivotal Cloud Foundry」採用

2015年12月28日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 Pivotalジャパンは12月25日、ヤフー(Yahoo! JAPAN)がプライベートPaaS基盤ソフトウェア「Pivotal Cloud Foundry」を採用したことを発表した。「新機能の共同開発」なども視野に入れた、両社による共同開発プロジェクトも展開していく。

 Pivotal Cloud Foundryは、PaaS基盤構築のためのオープンソースベースのソフトウェア製品。VMware、OpenStack、AWS(Amazon Web Services)など幅広いクラウド環境で稼働させることができ、開発から運用までをサポートする。2013年11月に製品版を発表し、同社によれば現在グローバルで100社以上が導入している。

Pivotal Cloud Foundryのアーキテクチャ。オープンソースの開発フレームワークを中核に、DevOpsや継続的デリバリを実現するPaaS環境を提供

 Pivotalでは、Pivotal Cloud Foundryの採用によって、Yahoo! JAPANの大規模システムにおける開発生産性の向上に寄与し、新たな顧客体験とサービス品質向上を図りながら、より迅速なサービス提供を実現していくと述べている。

 また両社は共同で、オープンソースソフトウェア(OSS)コミュニティへの貢献となるプロジェクトも展開していく方針。発表の中でヤフー ショッピングカンパニー プロダクション本部長兼テクニカルディレクターの平田源鐘氏は、「Pivotalジャパンと共同プロジェクトを展開していくことで、PaaS、アジャイル、DevOpsなどの分野で、よりOSSの発展に貢献できると期待しています」と述べている。

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