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Apple噂まとめ ― 第3回

Apple噂まとめ(12/13〜12/19)

micro-LEDと長寿命バッテリーの搭載で次世代iPhoneは超薄型に

2015年12月20日 19時00分更新

文● 吉田ヒロ

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 みなさん、こんにちは。ASCIIの吉田ヒロでございます。国内外のApple噂系サイトで12月13日から12月19日までに出回った内容をまとめました。先週で注目のニュースといえば、やはりAppleがmicro-LEDディスプレーの開発を進めているという噂ですね。LEDは自ら発光する部品なのでこれを採用したディプレイは、液晶モニターでは必須のバックライトが不要となり、そのぶんだけディスプレーモジュールの薄型化が可能です。micro-LEDというのは、文字通り極小のLEDのことで、これを敷き詰めることで高精細なディスプレーが出来上がるわけです。現在は歩留まりの問題で製品化への道は遠いようですが、Appleが心血を注ぐテーマの1つである薄型化にガッチリ当てはまる研究課題なんで、潤沢な資金を投入して急ピッチで開発を進めていくのでしょうね。

 iPhoneをはじめスマホの多くは、汎用部品もしくは汎用部品をカスタマイズしたもので構成されているため、デザイン以外の差別化は結構難しいのが現状です。その結果、0.1mとか100MHzとか、カメラの画素数を無駄に向上させるとか、どーでもいいスペック競争が繰り広げられています。AppleはApple Aシリーズと呼ばれる1コアの処理能力に優れたSoCを開発したことで、他社のようなCPUの熱問題にも悩まされずに4K動画撮影などを可能にしました。同様にディスプレーも独自開発により薄型化が成功すれば、他社の追従を許さない製品づくりが可能になりますね。

 そのほか、ソニー(株)が同じ容量でサイズを3割程度減らせる新しいバッテリーを2020年あたりに発表するという情報もあります。このバッテリーとmicro-LEDディスプレーが組み合わせると、現在の技術では実現不可能な薄さのiPhoneが登場する可能性もありますね。

12/15 フォックスコンがパキスタンでスマホ製造

EMSOneによると、iPhoneの組み立てで知られる台湾フォックスコン社が、パキスタンにスマホやパソコンのR&D(研究開発)と製造の拠点を設立する可能性があるそうです。iPhoneの組み立てをやるとは書かれていませんが、Appleは同社の最大手顧客なので可能性はあるでしょうね。中国では、情報漏えいや労働環境の悪化、賃金上昇などの問題のほか、旧正月にあたる2月は工場自体が稼働しないこともあり、EMSとしてもコンスタントに製造できるように多国籍化する必要はありますしね。

12/15 Appleが新型ディスプレーの研究施設を台湾に設置

ブルームバーグによると、Appleは台湾北部の龍潭という地区に新型ディスプレーの研究施設を開設したそうです。少なくとも50人の技術者がiPhoneやiPadに向けた新ディスプレーを開発しているとのこと。新型ディスプレーは従来のものよりも、薄型化や軽量化、エネルギー効率の向上などを目指して開発が進められているようです。なお、有機ELパネルの研究も並行して取り組んでいるとのこと。スタッフは、地元のディスプレーメーカーの友達光電のほか、この研究施設をもともと所有していた元米クアルコム社の技術者を集めているとのこと。とはいえAppleはディスプレーメーカーではないので、いきなり新方式のディスプレーを開発するわけではなく、OSとの組み合わせてによって省電力化が図れるようなものになるのではないかと。将来的に、Apple Aシリーズプロセッサーのようにディスプレーも独自開発となれば、他端末とより差別化できるようになりますね。

12/16 iPad Air 3は3D Touch非搭載の謎

MacRumorsによると、iPad Air 3は2016年3月のリリースになるとのこと。従来同様、9.7インチの液晶パネルを備えるようですが、iPhone 6sシリーズで採用された3D Touchは搭載しないとのこと。第3世代iPadや、iPad mini 3など1年もたずに超短命で販売が終了するモデルがあるなど、iPadシリーズについてはなんだか「らしくない」ロードマップになっていると感じます。この噂が本当ならiPad Air 3も寿命が短そうですね。個人的には、3D TouchはどーでもよくてApple Pencilに対応したほうが売れるんじゃないかと思います。

12/16 4インチのiPhone 6cは確かに存在する

リンゲルブルーメンによると、4インチの新型iPhoneと呼ばれている、iPhone 6cもしくはiPhone 7cが実在することを、信頼できる中国の情報筋から得たそうです。この情報筋からもたらされる内容は確度が高いそうで、前回はiPhone 6sの情報を得て、その3カ月後には同モデルが発売されたことから、今回のiPhone 6cについてもいまから3カ月後の3月あたりにリリースされるのではと予想しています。

12/16 iPhoneシリーズは2016年に初の販売台数減になるという予想

Business Insiderよると、2016年にはiPhoneシリーズの売上がこれまでの右肩上がりから一転して減少に転じる可能性があるとのこと。根拠としては、米モルガン・スタンレー証券のアナリストが、2016年は前年度比で5.7%の下落すると予想したから。根拠あり、根拠なしを含めて毎年減少すると言われているので、なんとでも言えるのですが、iPhone 6sシリーズは超消費大国の中国が一次販売国となり上向く材料が出尽くした感も否めないので、販売台数の下落はあながち間違っていないと思います。Appleもそういうことがわかっていて、減らさないために4インチの新型iPhoneの投入を検討してるんだと思います。

12/16 iPad Air 3は台湾コンパル社が製造か

EMSOneによると、台湾コンパル社が2016年モデルのiPad Airの製造を受注したそうです。2016年モデルとなると、3D Touchを搭載しないという残念なiPad Air 3のことですかね。

12/17 中国でのTD-LTE対応スマホでiPhoneが首位

EMSOneによると、中国チャイナモバイルのTD-LTE方式に対応したスマホの2015年1~10月期の販売台数で、iPhoneが首位になったとのこと。対応スマホの総数はなんと2億5600台。ちなみに日本で使われているスマホの台数は、この半分もありません。

12/17 台湾のディスプレー研究施設ではmicro-LEDを研究中か

DigiTimesによると、Appleが台湾北部に開設したディスプレーの研究施設では、micro-LEDパネルの開発が進められているとのこと。その名のとおり、極小のLEDを使ったパネルとなり、バックライトが不要なことからディスプレーモジュールのさらなる薄型化が期待できますね。現在の課題は歩留まりの悪さだそうで、ここがクリアされないと製品には採用されないでしょうね。なお、 Appleはゼロからmicro-LEDディスプレーを開発しているわけではなく、micro-LEDディスプイを開発していた台湾ラックスビュー社を2014年に買収していることから、この企業の特許やスタッフが中心になっていると思われます。

12/17 iPadサイズに対応した3D Touchは現在開発中

Apple Insiderによると、Appleは次世代の3D Touch技術を開発中とのこと。2016年3月にリリースされると噂のiPad Air 3には3D Touchが搭載されないことが濃厚ですが、どうやら「搭載しない」のではなく、対応するモジュールがないので「搭載できない」」みたいですね。3D Touchは圧力を感知するので、iPadのような広い表示領域の全域で正確な圧力を検出するのは難しいのかもしれません。とはいえ、iPadに対応するだけでは芸がないので、隠し球的な新機能も加わるんじゃないでしょうか。

12/18 2016年初頭から中国でApple Payが使える!日本にも波及するかも

Appleがプレスリリースで、2016年初頭に中国国内でApple Payのサービスが使えるようになると発表しています。中国銀聯をはじめとする大手銀行15行と提携したそうです。中国銀聯といえば、Union Pay、すなわち銀聯カード(ぎんれん)カード。このカードがApple Payで利用可能になるということは、中国人観光客の爆買いで潤っている日本の小売り業界が対応端末を導入する可能性もありそうですね。現在日本では、千葉県・舞浜にある商業施設、イクスピアリでApple Payが使えるのですが、前提としてApple Payに対応した米国の銀行口座とMasterCardのPayPassに対応したカードが必要です。日本国内の小売業者にとって銀聯カードのApple Pay対応は、MasterCardのPayPassの比ではなく、ダイレクトに売上にかかわってくる可能性が高いので、導入に拍車がかかるかも。これも外圧の一種でしょうか。

12/18 東京オリンピックのころにiPhoneは革新的に進化?

日本経済新聞によると、ソニー(株)がスマホの動作時間を大幅に向上させるバッテリーを2020年に発表する見込みだそうです。具体的には、スマホの駆動時間を1.4倍ほど延ばせるほか、同容量では従来品に比べて3割ほど小型化できるとのこと。iPhone 6sの場合だと、ネットの連続使用時間が従来の10時間から14時間に延びるそうです。現在のスマホに採用されている充電池はコバルト酸リチウムなどですが、新型バッテリーは硫黄化合物を採用したことでより多くの電力を蓄えられるとのこと。そういったバッテリーが市場に出てくれば、Appleは採用するに決まっているので、オリンピックイヤーの2020年に登場するiPhoneに期待ですね。順当にいけば、iPhone 9になりますかね。

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