まずはマカオの経由地、香港で現地SIMを試す
マカオGPへはあくまでレース取材として行くので、余計な経費はなるべく削減。というわけで香港便唯一のLCCである「HKエクスプレス」で羽田から出発。ちなみに運賃、諸費用、預け荷物、税金を全て含めて往復で3万円弱。
深夜11時25分出発で、4時間30分のフライトを経て香港に到着。ここで現地SIMを調達するのだが、困ったことが起きた。7月に香港にきた際にSIMを購入した店舗が出発ロビーから撤退していたのだ。慌ててほかの店を探しても、SIMを売っている店が見当たらない。途方にくれていると到着ロビーの両替所でSIMが販売されているのを発見。アクティベーションは両替所のスタッフがやってくれるので手間いらずだった。
そして、めでたく開通したチャイナモバイル香港のLTE回線。早速、空港でスピードチェックをしてみると下り1.37Mbps。遅い! いや、東京も昼間ならこんなもんだろう。付け加えるなら空港内はフリーWi-Fiが飛んでいるのでLTE回線が遅くてもなんら問題なし。
なお利用日数は5日間で、データ容量1.5GBである。
早朝に香港に到着したので特急電車エアポートエクスプレスの始発前。仕方ないので、バスでマカオ行きのフェリー埠頭まで移動する。回線速度はそれほど向上しなかったが、約30分のバス車内でもデレステはプレイできた。
香港からマカオへはターボジェットにのって1時間。ターボジェットの中にもフリーWi-Fiが入っているのだが、なぜか不安定。ターボジェットの中では適度な揺れも手伝って、爆睡しやすいので抵抗せずに寝てしまった。
マカオに到着後、現地のプリペイドSIMの購入方法は2つ。ひとつは自動販売機。もうひとつはフェリーターミナル内1階のSIMショップ。価格はどちらも同じだが、店舗ではSMSを使ったアクティベーションをスタッフがやってくれるので間違いがない。
マカオの自動販売機では2社がプリペイドSIMを発売している。3マカオは3G回線で3日間、データ容量8GBで100MOP(MOP=マカオパタカ。1MOPは約15円くらい)。CTM(チャイナテレコム・マカオ)はLTE回線、2日間1GBで100MOPと7日間2GBで200MOPの2種類。
今回の滞在はマカオに4日間なので3マカオの3Gを前半、CTMの4Gを後半に使用することにした。
マカオGPのパドックはフェリーターミナルの真ん前にある。世界一交通の便がいいサーキットなのではないだろうか。
そのサーキットのパドックで3マカオの3G通信速度を計測。下り6.4Mbpsは、香港の空港で計測したLTEより速い。6.4Mbpsなら実用上問題なさそうだが、上り0.65Mbpsはちょっと気になる。実際、Twitterに写真をアップするときはかなりの待機時間が必要だった。
その日の晩、今度はホテルの前で計測。宿泊したホテルは予算の関係上、住宅街のど真ん中という立地だったが、マカオの人々の生活がよくわかる地域。食事も地元の人々が行くようなローカルな店にチャレンジした。
パドックに比べればかなり遅い。下り2.88Mbpsはまだいいとして、上り0.08MbpsはTwitterの写真アップロード時にタイムアウトを起こすレベル。