先日(2015年11月25日)、パナソニックが自社デジカメのファームウェアアップデートを行なったのである。対象は最新の3モデル(DMC-G7、GX8、FZ300)だけなのだが、これがなかなか面白そうなので、たまたま手元にあったFZ300のファームウェアをアップデートして猫撮りテストに出かけたのである。
草むらにいる猫とか、フェンスの向こうにいる猫とか撮るとき、どうしても手前のフェンスや草にピントが合っちゃって「うがーーっ」となることありません? それが嫌だから私はタッチAFのできるカメラが好きなのだけど、それでも猫にピントをちゃんと合わせてるヒマがない時があるわけである。
で、パナソニックの話に戻るのだが、ファームウェアアップデートで追加される新機能が「フォーカスセレクト」モードなのだ。撮ったフォーカスを選べるのである。
ね、猫撮りに使えそうじゃない?
デジカメのレビューじゃないから詳しくは書かないけど、パナソニックが以前から推してた「4Kフォト」の応用編。フォーカスを微妙に変えながら4K動画を撮り、その中から目的の位置にピントが合ってたカットを選んで1枚の写真として取り出せるのだ。
4K動画は1枚当たり約800万画素のサイズなので画素数はちょっと落ちるけど、その分別のメリットが出てくるのである。
たとえばこれ。
フェンスの向こうに猫がいて、こっちを気にしてるけど近くに来てくれないとき。 普通に撮るとこうなっちゃう。
だがしかし、これはフォーカスセレクトモードで撮ってるので、あとから猫の顔にピントが合っている瞬間を選べるのだ。
(次ページに続く、「草むらの猫やベンチの下の猫もちゃんと撮れる!」
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