このページの本文へ

PaaS基盤、管理ソフトウェア、ストレージ、サポートサービスまで広範に

HPEが「Docker」コンテナ対応の幅広いソリューションを発表

2015年11月27日 12時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 日本ヒューレット・パッカード(HPE:Hewlett Packard Enterprise)は11月27日、「Docker」コンテナのエコシステム向けに多数のソリューション群を発表した。顧客のハイブリッドインフラ環境への移行をコンテナ技術でサポートする狙い。

 発表されたDocker関連ソリューションは、クラウド、ソフトウェア、ストレージ、サービスを幅広くカバーするもの(すでに提供されているものも含まれる)。それぞれ下記のとおり。

●Dockerサポートを含む「HPE Helion Development Platform 2.0」
 Cloud FoundryベースのPaaS基盤ソフトウェアであるHelion Development Platformにおいて、Dockerをサポートしている。これにより、開発者やIT運用者は、同PaaSへのマイクロサービスの展開をコンテナを利用して迅速に行える。

●Docker用「HPE StormRunner」および「HPE AppPulse for Docker」
 Docker化されたアプリケーションの負荷テストや展開、パフォーマンスモニタリングを実施するためのソリューション。

●「HPE Sitescope」を活用した Remote Docker Swarm クラスタ監視
 Docker Swarmクラスタを、エージェントレスの監視ツールであるSitescopeにより監視できる。Swarmのクラスタマップを自動構築し、Swarm、クラスタノード、Dockerデーモン、稼働中のコンテナ、負荷に特化したモニタリングを行う。

●「HPE Codar for Docker」
 ハイブリッドインフラにおいて、負荷に応じたリソースプールからのデプロイを実施する。コンテナ化されたアプリケーションと従来型アプリケーションの混在環境にも対応。

●Docker Machine plugin for 「HPE Composable Infrastructure」
 「HPE OneView」をベースとして、ベアメタルサーバー上へのDockerコンテナホストの展開を自動化する。

●Dockerコンテナ化されたアプリケーション用の永続ストレージ
 「HPE 3PAR StoreServ Storage」およびSDS「HPE StoreVirtual」において、OpenStack環境下におけるDockerステートフルコンテナの利用をサポートしている。

 そのほか、Dockerコンテナ環境に対するエンタープライズグレードのサポートサービス、リファレンスアーキテクチャやリファレンスガイドの提供といった取り組みも発表している。

カテゴリートップへ