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ほぼベイマックス

豆腐も崩せず掴める! ディズニーの空気圧ロボットハンド

2015年10月09日 22時10分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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「3D Printed Soft Skin for Human-Robot Interaction」 (Copyright Disney Research)

 ディズニー・リサーチは9月28日、空気圧のグリップ部を持つロボットハンドを公開した。

 ディズニー・リサーチは各種の研究開発を行なっているグループで、CG技術からロボット技術、ディスプレー技術などさまざまな分野で研究成果を上げている。

硬い樹脂のアームではガラスのコップを割ってしまう(左)、柔らかいキャップと空気圧によるグリップ検知により豆腐ですら壊すことなく保持できる(右) 

 「3D Printed Soft Skin for Human-Robot Interaction」と名付けられた研究成果はIEEEのロボット技術に関する国際会議「IROS 2015」において公開されたもの。ロボットハンド自体はサーボモーターで動作するが、柔らかい素材でできたキャップが被せられている。

 3Dプリンターで制作した半球キャップをロボットハンドに被せているだけでなく、内部の空気を感知するセンサーがあり、どのようなものをどの程度の力で掴んでいるかをフィードバックし、硬いものから柔らかいもの(豆腐)まで落とした壊したりすることなく掴めている。ディズニー・リサーチの技術は映画やアミューズメント、トイまでさまざまな活用がなされているので、色々と期待できそうだ

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