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クラウド対応とセキュリティの強化、HTTP/2に正式対応

「F5 BIG-IP」が「12.0」にメジャーバージョンアップ

2015年10月08日 08時00分更新

文● 川島弘之/TECH.ASCII.jp

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 F5ネットワークスジャパン(以下、F5)は10月7日、アプリケーションデリバリーコントローラ(ADC)「BIG-IP」製品群のシステムソフトウェア新板「BIG-IP 12.0」をリリースした。特徴として、ハイブリッドクラウド環境におけるアプリデリバリーの俊敏さ、セキュリティ、パフォーマンスを大幅に向上した。

 BIG-IPは同社の主力製品となるADC製品。今回、そのシステムソフトウェアのメジャーバージョンアップを発表した。特徴は「クラウド対応の強化」「セキュリティの強化」「HTTP/2への正式対応」の3点。

 「クラウド対応の強化」では、従来から提供しているBIG-IPの仮想アプライアンスモジュールの拡充を図った。同モジュールはデータセンターやプライベートクラウドにおいて、ハードウェア板のBIG-IPと同等の機能を提供するもので、SDNの展開を可能にする。パブリッククラウドでの利用も想定しており、現在、クラウド事業者とのエコシステム構築も進めている。

 「セキュリティの強化」では、SSO(シングルサインオン)においてSAML対応を強化し、Webアプリケーションだけでなく、Microsoft Outlookなどのリッチクライアント、Office 365などのWebブラウザを利用しないアプリケーション、Cisco WebExなどのマルチバリューアトリビュートが必要となるアプリケーションでも、SSOを利用できるようにした。

 また、DDoS攻撃防御において、対応可能な攻撃の種類をさらに拡大し、100種類を超える攻撃へ対応。そのほか、SSL処理のオフロードを高いパフォーマンスで実行するための機能拡張を図った。ECC(楕円曲線暗号)やCamelliaといった新たな暗号方式もサポートしている。

 最後の「HTTP/2への正式対応」では、2014年8月に対応するも限定提供だった、Webアプリケーションを高速化する新プロトコルであるHTTP/2に正式対応した。HTTP/1.1のパフォーマンス問題を改善するテクニックはこれまでにも複数考案されており、数多くのWebアプリケーションに実装されてきたが、HTTP/2に移行することで、特殊なテクニックに依存する必要がなくなり、標準に準拠した状態でパフォーマンスを向上できるとしている。

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