秋葉原の夏の風物詩「うち水っ娘大集合!! 2015」が23日、ベルサール秋葉原で開催された。秋葉原を中心としたメイドカフェで働くスタッフが、メイド服やコスプレ姿といったそれぞれが好きな格好やスタイルで「打ち水」を行なった。
今回で12回目となる2015年は、時代の変化に対応しつつも秋葉原らしさを貫くための仕切り直しとして、気持ちも新たに「うち水っ娘大集合!」の“セカンドシーズン”と銘打たれている。そのため、会場もこれまでの秋葉原駅前からベルサール秋葉原に移しての実施となった。
主催のNPO法人「秋葉原で社会貢献を行う市民の会リコリタ」の理事長である真田氏によると、今回ベルサール秋葉原に会場を移した最大の理由は、メイド服とコスプレでの打ち水を復活させたかったからだという。現状の秋葉原では、公共の場所でコスプレイベントを実施するのは不可能であり、これを実現するには私有地で開催するしかなかったそうだ。
セカンドシーズンということで、シンボルキャラクターの「2℃ちゃん」も2015年風に大胆にアレンジしてイメージを一新。コンセプトは「ゆとりの萌え」とのこと。可愛さとほんのちょっとのカッコよさを同居させることでコスプレイヤー心をくすぐる「非現実」なバランスを持たせているという。
12年目にして新たなスタートを切った「うち水っ娘大集合!!」。時代の変化に対応しつつも「秋葉原らしさ」を貫く主催者の姿勢に感銘を受けた。夏の風物詩として定着したこのイベントをこれからも続けていってもらいたい。
