明日(7月29日)の公開を目前に、いよいよ秒読み段階に入った「Windows 10」。6月からは事前の予約も開始されており、首を長くして待っているという読者も多いだろう。
今回は無料アップグレード対象の「Windows 8.1」や「Windows 7」からWindows 10に移行することで、使い勝手や機能面でどう変わるのかをチェックしていきたい。
1年間限定で無料アップグレードできる!
これまでのWindowsの場合、メジャーアップデートでは有料というスタイルだった。Windows 8.1の場合は8ユーザーに限り無料で提供(というか、ほぼ強制的にアップグレード)されたが、じつはWindowsの歴史においては、マイナーアップデートでも有料だったというケースが多い。
たとえば、「Windows 3.1」や「Windows 98 SE」などは、有料のインストールメディアを入手してアップグレードする必要があった。
今回は、ひとつ前のバージョンとなるWindows 8.1だけでなく、Windows 7からのアップグレードも無料で行なえるようになっている。いずれも、最新のWindows Updateを適用しておく必要があるので、Windows 10をいち早く使いたいのであれば、今のうちに実行しておこう。
アップグレード可能な要件は、下記のとおりとなっている。
Windows 10アップグレード要件
- OS:Windows 7 Service Pack 1 (SP1) または Windows 8.1 Update
- プロセッサ:1GHz以上のプロセッサまたはSoC
- メモリー:1GB(32bit版)/2GB(64bit版)
- ストレージの空き:16GB(32bit版)/20GB(64bit版)
- グラフィックス:DirectX9以上(WDDM1.0ドライバー)
- ディスプレー解像度:1024×600ドット以上
IEはなくなった? 「Microsoft Edge」で機能アップ!
今やウェブブラウザーは、PCにとってなくてはならない存在。にもかかわらず、Windowsの標準ブラウザーの「Internet Explorer」は、いまひとつ評判がよくなかった。
「Google Chrome」や「Firefox」といったサードパーティー製のブラウザーに比べ、スピードや拡張性、ウェブページの再現性などの面で劣っていたからだ。
Windows 10からは、新たに「Microsoft Edge」を搭載。レンダリングエンジンも従来の「Trident」から新開発の「Edge」へと刷新されている。新ブラウザーの基本機能はIEを踏襲しつつも、これまで別アプリとして提供されていた「リーディングリスト」を内蔵し、さらに手書きメモを付けられるようになっている。
記事掲載当初、IEに関して誤解を招く表現があったため、一部修正しました(2015年7月28日)
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