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ヒロオカ・ユースケの「IT斬鉄剣」 第21回

新しい時代を斬りひらく名刀、新MacBookに触れる!

2015年04月24日 20時00分更新

文● ヒロオカ・ユースケ、題字● 能登有沙、
動画● 鈴木誠史、編集● ASCII.jp

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 まず箱を開けた瞬間、目に飛び込んで来るのは、

 そう、今回のMacBookは昨今のiPhone、iPadと同様、シルバー、スペースグレイ、ゴールドの三色展開になった。そして背面のロゴが光るタイプからiPhone、iPadと同じく内側から鏡面仕上げの金属をはめ込んだタイプになっている。

 光った方がいい! という者も多いだろうが、個人的には高級感が増し、より洗練された印象を受ける。

インターフェースは右側に3.5mmミニジャック、左側にUSB Type-C端子。この2つのみ

 そしてインターフェースは右側に3.5mmミニジャック、左側にUSB Type-C端子(アップルはUSB-Cと呼んでいる)のみと、MacBook ProやMacBook Airに比べて、随分とスッキリした。Type-Aの端子を持つ従来の周辺機器がそのままでは使えないことや、マグネット式の充電ケーブル「Magsafe」が廃止されたことを嘆く者も、中にはいるだろう。

 「13インチMacBook Pro Retinaディスプレイ」の2.7GHzモデルとは価格が同じなだけに、これまでの使い勝手や処理性能をとるか、MacBookの先進性をとるか、悩ましい部分だ。

 実際に目にして、Type-Cを搭載した意外なメリットに感じたのが、Type-Cの端子の形状が、デザインの面でマッチしている点だ。シンプルな楕円形の端子が、MacBookのデザインによく合っているというわけだ。

 開いてまず感じるのは、

 ディスプレーもキーボードもスッキリと本体に収まっている印象。スペースを最大限活用しており、13インチのMacBook Airより小さいというのにも頷ける。

 ディスプレーユニットは、もの凄く薄い!! 側面からの見た目は、

 「大丈夫か?」と心配になるほどの薄さが、1kgという驚異の軽さを実現しているわけだな、うむ。そして2304×1440ドット、画素密度226ppiのRetinaディスプレーは、やはり画像も文字も非常に美しい。

 キーボードは、1つ1つのキーがMacBook AirやMacBook Proと比べて大きくなった。実際に叩いてみると、こだわりが見える。「バタフライ構造」のキーは、ストロークは浅めだが、しっかりとした打鍵感がある。使う者によって大きく好みが別れるところだが、中央も端も同様に安定しており、拙者は非常に打ちやすいと感じた。

 拙者が最も驚き、興奮したのがトラックパッドだ。実際に試したところ……よく分からん!! まさに、狐につままれた気分だ!!

 しかし、横からトラックパッドを見てみると、押していないのだ。

 何を言っているか分からないと思うが、拙者にも分からん!! そして、押し込んだ状態から更にもう一段階、押し込めるという不思議な操作が、更なる興味と不思議な高揚を感じさせてくれた。この不思議な操作で、検索などの機能が使えるそうだ。よく考えられていると感じた。

 MacBook、いたるところに「新しさ」があり、外観や主な変更点を見ているだけでも、満足してしまった。プロセッサーにCore Mを搭載し、ファンレス設計にすることで得た静音性、そして9時間も持続するバッテリーは、まさにモバイル用途に最適。多くのノートPCを持つ者のサブマシンにも向いているだろう。

新しさで新しい時代を斬りひらく!

 今回のMacBookは、まるで名刀!! 非常に割り切った仕様ながら、その鋭さで新しい時代を斬りひらく力を持った、そんな製品であった!!

 うぅ……また物欲を唆る物を斬ってしまった……。いや、斬られてしまった……。

 したらば、これにて御免!! 

廣岡優介(ひろおかゆうすけ)

7月14日生まれ 東京都出身

スタイルキューブの若手男性声優企画【Jugend Stil】(ユーゲントシュティール)メンバー。声優としてPS3「フェアリーフェンサーエフ」、PS4「オメガクインテット」への出演のほか、毎週金曜日21時〜配信中のUstream番組「Jugend Stil週間定例報告」に出演中。特技は各携帯キャリアの販売スタッフ経験を活かした“携帯アドバイス”。

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