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マネージド型の仮想デスクトップサービス、ユーザー/管理者向け機能強化

「Amazon WorkSpaces」でシングルサインオンなど新機能追加

2015年04月07日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 Amazon Web Services(AWS)は4月5日、AWSクラウド上で仮想デスクトップ環境を提供する「Amazon WorkSpaces」の機能強化を発表した。ドキュメント共有サービス「Amazon WorkDocs」とのシングルサインオン(SSO)などユーザー向け、そして管理者向けに、それぞれ新機能が追加されている。

Amazon WorkSpacesはAWSが提供するマネージドデスクトップサービス=DaaS(画像はAWSの紹介ビデオより)

 Amazon WorkSpacesは、AWSクラウド上で管理されるWindows 7(相当)のデスクトップ環境を月額料金で利用できるサービス(DaaS:Desktop-as-a-Service)(関連記事)。Windows/Macデバイス、iOS/Androidスマートデバイスからアクセスすることで、ユーザー個人のデスクトップ環境が利用できる。

 ユーザー向けの新機能としてはまず、Amazon WorkDocsとのSSOがある。WorkSpacesにログインすることで、WorkDocsのsyncクライアントが自動的にサインインして同期を開始するように設定できるようになった。

 そのほか、MacクライアントからWorkSpacesにアクセスしている場合のローカルプリンタでの印刷、ネットワークヘルスチェック、通信切断後の再接続やセッション復旧の簡素化といった機能強化もなされている。

WorkSpacesクライアントにネットワークヘルスチェックの機能が追加された

 管理者向けには、インターネットにアクセスできない環境で利用できるスタンドアロン型のクライアントインストーラー、各ワークスペースからのインターネットアクセス有効化の簡素化、コンソールからの一括操作などがある。

 これらの追加機能はすでに利用可能になっている。

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