Apple Watch発表、有識者はこう見る
「新旧のI/Oの選択が巧みなApple Watch」――前田知洋氏
2015年03月10日 12時00分更新
米アップルが3月10日に開催したメディアイベント「Spring Forward」で、詳細が発表されたApple Watch。今回の発表に関して、至近距離でマジックを演じる“クロースアップ・マジシャン”の第一人者であり、ITにも詳しい前田知洋氏にコメントをいただいたのでご紹介する。
イノベーションがスピードアップしたApple
サンフランシスコでのKeynoteで最後のベールを脱いだApple Watch。筆者が注目したのは、新旧のI/Oの選択が巧みなAppleらしさ。自宅での電話着信にBluetoothだけでなくWi-Fiを使い、空港でのデジタル・ボーディングパスには液晶画面に表示されるバーコードを採用している。
さらに、強化されたアルミ/ステンレス/18金によるユニボディ、省電力Retinaディスプレイ、ディープタッチなど。Apple Watchに使われる新技術は、今回のKeynoteで『ノートブックの再発明』として紹介された新MacBookとの技術共有になっていることも見逃せない。そんなマルチユースなイノベーションがAppleの強固なビジネスモデルになりつつある。日本がApple Watchの第一販売エリアに入っているのも嬉しい。
マジック演技中に心拍数をモニターしてみたい筆者は、42mmのステンレス/Link Braceletベルトタイプを購入予定。
前田知洋(まえだ ともひろ)
東京電機大学卒。卒業論文は人工知能(エキスパートシステム)。少人数の観客に対して至近距離で演じる“クロースアップ・マジシャン”の一人者。プライムタイムの特別番組をはじめ、100以上のテレビ番組やTVCMに出演。LVMH(モエ ヘネシー・ルイヴィトン)グループ企業から、ブランド・アンバサダーに任命されたほか、歴代の総理大臣をはじめ、各国大使、財界人にマジックを披露。海外での出演も多く、英国チャールズ皇太子もメンバーである The Magic Circle Londonのゴールドスターメンバー。
著書に『知的な距離感』(かんき出版)、『人を動かす秘密のことば』(日本実業出版社)、『芸術を創る脳』(共著、東京大学出版会)、『新入社員に贈る一冊』(共著、日本経団連出版)ほかがある。現在、ビジスパからメルマガ「なかマジ - Nakamagi 2.0 -」、「Magical Marketing - ソシアルスキル養成講座 -」を配信中。
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