新しく登場したウォークマン用クレードルもスゴイ!
今回の取材の対象外ではあるが、最後にNW-ZX2と同時に発売されたウォークマン用ハイレゾ出力対応クレードル「BCR-NWH10」についても触れておこう。
この製品は、給電機能を備えたクレードルであるが、ウォークマンの再生データをUSB DACなどへデジタル出力できることがポイント。つまりデジタルトランスポートとしての機能を備えているため、DLNA再生も可能なZX2と組み合わせれば強力な「ハイレゾ対応ネットワークプレーヤー」となりうるのだ。
時間の都合で突っ込んだ質問はできなかったが、開発陣によれば「検証はしていないが他社製品とも接続できるものがあるはず」とのことで、拝借して自宅のオーディオテクニカのヘッドフォンアンプ「AT-PHA100」(実売5万7000円前後)に接続してみたところ……あっさりとハイレゾ再生できてしまった。
ハイレゾオーディオ出力用USB変換ケーブル(WMC-NWH10)では、接続相手が必要とするUSB電流が100mA以下のものにしか接続できなかったが、ハイレゾ出力対応クレードルでは500mAまでのものも接続できるようになったため、接続できる製品が増えているはず、とのことだ。
出力するデータは“素”の状態で、DSEE HXなどウォークマン側の音響処理は適用されないが、これでバッテリーを気にせず自宅でZX2を楽しめる。1万5000円前後という実売価格もあり、ZX2ユーザにはマストアイテムとなることだろう。
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