【格安データ通信SIM】家族3人1万円で光&モバイル、So-netがXperia投入
2015年02月01日 15時00分更新
格安データ通信SIM関連のまとめをお届けしている本連載。今回紹介するのは、U-NEXTのFTTH&モバイルの割安プラン、So-netのXperiaシリーズや日本通信のVAIOスマホと格安スマホの新動向だ(音声通話付きSIMの格安SIMの最新情報はこちらから)。
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日本通信の決算説明会で公開された“VAIOスマホ”のパッケージ
U-NEXTが光回線とLTE使い放題のSIMをセットで提供
3人家族で合計1万円!
NTT東西による回線卸が2月からスタートし、ドコモ/ソフトバンクがモバイルとのセット割引を早速発表しているが、この動きは格安SIMの事業者にも広がっている。まずインパクトがあるサービスをリリースしたのが、LTE使い放題SIMが話題のU-NEXT(U-mobile)。セットプランの「U-NEXT光&スマホ コラボレーション」を発表した。
まず、FTTHサービスの「U-NEXT光」は月3180円(マンション型、戸建て型は4200円、ISP料金は別途、以下すべて税抜)で、これにU-mobileの音声通話付きのLTE使い放題SIM(本来は税抜月2980円)がセットで利用できる。
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上記はいずれも2年契約を前提としたマンション型の場合。戸建て型の場合は1000円プラスとなる。ISP料金としてマンション型の場合は月730円、戸建て型の場合は月780円が必要
たとえば3人家族で、光回線+上記のSIMが3枚だと、3180円+2980円×3=1万2120円なのだが、セットプランでは1万円に割り引かれる。家族2人の場合は月8000円(本来月9140円)に、4人以上の場合は1人あたり月2000円のプラスとなる。既存のフレッツ光ユーザーも手続きで変更可能なため、光とモバイルをセットでMVNOに移行が今後の流行となるかもしれない。
So-netがXperiaスマホの今春投入を発表
日本通信はVAIOスマホを2月発売予定
つづいては、格安スマホで提供される端末の話題が2つ。So-netがXperiaシリーズのスマートフォンを今春投入予定と発表した。So-netはこれまでも格安SIMとのセットで、「Nexus 7」「Ascend Mate7」といったSIMフリー端末を販売していたが、ついにXperiaがラインナップに加わることになった。
現時点で発表されているのは「今春に新プランとともにリリース」ということだけだが、フラグシップ機かミドルレンジ機か、端末の種類も含めて期待したい。
ソニーから独立したVAIO株式会社との協業による、“VAIOスマホ”の提供をすでに予告していた日本通信も、決算説明会の場であらためて、VAIOスマホの2月発売とパッケージを公表した。
こちらも詳細はまだ不明だが、通信サービスや販売については日本通信が主体となり、デザイン面などでVAIO部隊が協力したオリジナル端末が用意されるようだ。
ブックオフが格安スマホに本格参入
Acerの約1万円の3G対応スマホとSIMをセットで提供
最後の話題はブックオフによる格安スマホへの本格参入。ブックオフはこれまでも中古携帯の買取サービスなどを展開してきたが、新たに「スマOFF」のブランド名で格安スマホの販売を開始した。
今回販売されるのはAcer「Liquid Z200」。Acerとしても国内初のSIMフリースマホで、価格は税別で約1万円。スペックを見ると、3Gまでの対応で(LTE非対応)、4型WVGA液晶(480×800ドット)に1GHz動作のMediaTek製デュアルコアCPU、512MBメモリーとエントリークラス。これに丸紅グループが提供するブックオフオリジナルのデータ通信専用SIMが組み合わされる。このSIMは月980円(税別)で1日70MBの通信が利用できる。
また、ブックオフに携帯電話を下取りしたユーザーには、Liquid Z200が無料で提供されるサービスも展開される。この場合は、上記SIMの2年間の利用が前提となる。
(次ページでは、「格安データ通信サービスの一覧表」)
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