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作って分かるHTMLメールの基本と使えるタグ/CSSまとめ (2/2)

2015年01月29日 11時19分更新

文●こもりまさあき、Web Professional編集部

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テキスト周りの指定

 本文と見出し、段落を設定していきます。

 h1, h2, h3, h4, h5, h6セレクターで見出しの位置、h1~h5の各セレクターで見出しのフォントの大きさの設定です。

 pセレクターでは、段落内の文字色を#333(濃いグレー)、フォントの大きさを17pxに指定しています。

■テキスト周りのCSS


h1, h2, h3, h4, h5, h6 {
  margin: 0;
  line-height: 1.1;
}
h1 {
  font-size: 24px;
}
h2 {
  font-size: 22px;
}
h3 {
  font-size: 20px;
}
h4 {
  font-size: 18px;
}
h5 {
  font-size: 16px;
}
{
  margin: 0 0 1em;
  color: #333;
  font-size: 17px;
  line-height: 1.47;
}

コンテンツ領域

 基本的なCSSの設定が終わったので、HTMLにテーブルレイアウトでコンテンツ領域(メール本文の領域)を加えます

 幅580pxのtable要素を中央揃えで配置し、セル内の余白cellpaddingは20px、セルとセルの間隔cellspacingは0pxです。

 td要素に、実際のメール本文を記述します。

■コンテンツ領域のHTML


<table width="580" cellpadding="20" cellspacing="0" align="center" class="wrapper">
  <tr>
    <td>

        <!-- ここにコンテンツを入れていきます -->

    </td>
  </tr>
</table>

ベースとなるHTMLのすべて

 これまでのHTMLとCSSをまとめると以下のようになります。

■ベースのHTML


<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja">
<head>
  <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html;charset=UTF-8" />
  <meta name="viewport" content="width=device-width,initial-scale=1.0" />
  <title></title>
  <style type="text/css">
  /* Basic CSS */
  body {
    font-family: sans-serif;
    font-size: 17px;
    padding: 0;
    margin: 0;
    -webkit-text-size-adjust: 100%;
    -ms-text-size-adjust: 100%;
  }
  table,
  td {
    border-collapse: collapse;
    mso-table-lspace: 0;
    mso-table-rspace: 0;
  }
  {
    text-decoration: underline;
  }
  img {
    border: 0 none;
    height: auto;
    line-height: 1;
    outline: none;
    text-decoration: none;
  }
  a img {
    border: 0 none;
    text-decoration: none;
  }
  h1, h2, h3, h4, h5, h6 {
    margin: 0;
    line-height: 1.1;
  }
  h1 {
    font-size: 24px;
  }
  h2 {
    font-size: 22px;
  }
  h3 {
    font-size: 20px;
  }
  h4 {
    font-size: 18px;
  }
  h5 {
    font-size: 16px;
  }
  {
    margin: 0 0 1em;
    color: #333;
    font-size: 17px;
    line-height: 1.47;
  }
  /* Custom CSS */

  </style>
</head>
<body>

  <table width="580" cellpadding="20" cellspacing="0" align="center" class="wrapper">
    <tr>
      <td>

          <!-- ここにコンテンツを入れていきます -->

      </td>
    </tr>
  </table>

</body>
</html>

04.png

今回作成したHTMLをブラウザーで表示

※ ※ ※

 次回は、ヘッダー、コンテンツ、フッターの各情報ブロックを挿入していきます。

『レスポンシブEメールデザイン』をもっと理解できる本

 『レスポンシブEメールデザイン マルチデバイス時代の魅せるメルマガの作り方』(KADOKAWA刊)が1月16日発売になりました。「買う」「読む」「お店へ行く」など効果のあがるメールの考え方・作り方を基礎からまとめ、Retinaディスプレイできれいに見せる方法、Outlook対策など、現場のノウハウも盛り込みました。コピー&ペーストで仕事に使える3種類のレスポンシブEメールテンプレートを用意。スマホやタブレットで電子書籍代わりに読める全文PDFのダウンロードも同時に提供しています。

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00-obi.png

レスポンシブEメールデザイン マルチデバイス時代の魅せるメルマガの作り方

  • 著者:こもりまさあき
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  • 発売日:2014年1月16日
  • 形態:A5型 (184ページ)
  • ISBN:978-4-04-870668-1
  • 発売:KADOKAWA

[著者プロフィール]
こもりまさあき
1990年代前半に都内のDTP系デザイン会社にてアルバイトをはじめる。大学卒業後そのまま正社員となり、入出力業務、デザイン業務、ネットワーク関連業務に並行して従事。2001年、会社を退職しそのままフリーランスの道へ。DTPからWebサイトの企画・制作からサーバ管理、テクニカルライティングやセミナー講師として活動中。案件ごとに業務内容や立ち位置が異なるため、職域的な肩書きはなし。執筆多数。

目次

第1章 スマホ時代のメルマガの課題とレスポンシブEメール
1-1 そのメルマガ、本当に読まれていますか?
1-2 スマホ・タブレット時代のHTMLメールの課題
1-3 レスポンシブEメールデザインとは
1-4 海外の事例
第2章 レスポンシブEメールの基礎知識
2-1 設計時、実装時の考え方
2-2 レイアウトの基本はtable要素
2-3 HTMLメールのベースを整える
2-4 HTMLメールで使うCSS
第3章 ステップで学ぶレスポンシブEメールの作り方
Step1 設計時、実装時の考え方
Step2 CSSを適用する
Step3 画像の挿入
Step4 作成したメールの確認とOutlook対策
第4章 すぐに役立つオリジナルテンプレート
4-1 レスポンシブEメールの基本テンプレート
4-2 来店促進用レスポンシブEメールの基本テンプレート
4-3 イベント用レスポンシブEメールの基本テンプレート
第5章 レスポンシブEメールの効果測定
5-1 配信メールの効果測定方法
5-2 開封率、クリック率をGoogleアナリティクスで調べる
5-3 配信メールのA/Bテスト

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