さらばWindows、Lollipop時代の到来だ
ノキアは11月18日、初の自社ブランド端末となるAndroidタブレット「Nokia N1」を発表した。
同社はマイクロソフトに携帯端末事業を売却後、このN1によってタブレット業界へ初進出を果たす。今日ノキアの携帯電話機を見ることはほぼ皆無となった。しかし、このフィンランドのテクノロジー企業はAndroidタブレットをマイクロソフト製品とは一味違う特徴を持たせることに成功したのである。
このタブレットは、7.9インチのラミネート型液晶ディスプレイで本体の薄さは6.9ミリとなっている。つまり、iPad Air2に比べディスプレイサイズは0.1インチ大きいが、薄さに至ってはたったの0.8ミリしか変わらないのだ。販売価格は250ドル程度になる見通しで、中国の旧正月(2015年2月19日)前に発売される予定である。N1のOSにはグーグルのAndroid 5.0 Lollipop最新バージョンが搭載されている。
ハードウェア面に関してみてみると、裏表どちらからも挿せるリバーシブルのマイクロUSB端子(Type-C)を搭載した初の端末となっている。他に8メガピクセルの背面カメラ、5メガピクセルの前面カメラを備え、音楽や写真、映画を保存できる32Gバイトのストレージといったスペックになっている。そして2.4GHzのIntel© AtomTM クアッドコアプロセッサを内部搭載しているのだ。
マイクロソフトはこのフィンランド企業が、Nokiaブランドの知的財産権を保持するという条件で折り合いをつけている。しかし、その条件にはひとつだけ例外が設けられている。その内容はマイクロソフトが、Nokia 130といった廉価モデルについては今後もNokiaブランドを残すといったものだ。どうやら、どちらの企業もNokiaブランドのタブレットが消費者に混乱を招くといったリスクについては無関心のようだ。
トップ画像提供:Nokia
Lauren Orsini
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※本記事はReadWrite Japanからの転載です。転載元はこちら