「LIFEBOOK WA1/S」カスタムメイドモデルは、
はるかに使いやすく快適
今回の検証に利用するマシンはカスタムメイドモデル「LIFEBOOK WA1/S」最小構成と、6年前に発売された富士通のビジネス向けモバイルノート「FMV-LIFEBOOK S FMV-S8360」だ。年代的にはWindows Vista世代のマシンだが、Windows XPへのダウングレードサービスが付属したモデルもあり、XPマシンとして利用していた方もいるだろう。
検証にあたって「FMV-S8360」にはWindows XP Home Edition SP1をクリーンインストールしている。実際の製品に付属していたエディション(Windows XP Professional SP2)と異なる点をあらかじめご了承いただきたい。
試用機の主なパーツ構成 | ||
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製品名 | LIFEBOOK WA1/S (カスタムメイドモデル最小構成) |
FMV-S8360 (カスタムメイド構成) |
発売 | 2014年10月 | 2008年7月 |
価格 | 7万9431円から(クーポン適用時。2014年10月29日現在) | 18万6000円から |
CPU | Celeron 2950M(2.00GHz) | Core2 Duo T8100(2.10GHz) |
チップセット | Intel HM86 Express | Intel GM965 Express |
メモリー | 4GB | 2GB |
ディスプレー | 15.6型、1366×768ドット、外部出力1920×1200ドット(アナログRGB)/1920×1080ドット(HDMI) | 13.3型、1280×800ドット |
グラフィックス機能 | インテル HD グラフィックス | チップセット内蔵 |
ストレージ | 約500GB HDD | 約80GB HDD |
パーツ構成を見渡すと、CPUが異なるのはもちろんのこと、メモリーやストレージの容量が大きく異なるのがわかる。たとえば、メモリーについて見てみよう。Windows XPは1GB、Windows Vistaなら2GBのメモリーで快適に動作したが、Windows 7以降のOSを問題なく利用するには4GBは必要だ。
また最近は高画質で大容量の写真や動画が増えてきたこともあり、80GBではストレージがすぐにいっぱいになってしまう。液晶ディスプレーについては、解像度はあまり変わらないが、DVDやネット動画を楽しむなら、旧世代の4:3比率よりも最新モデルで採用されている16:9の比率のほうが都合がいい。
以上のように、スペックを確認するだけでも「LIFEBOOK WA1/S」最小構成のほうが、当時のハイエンドモデルを大きく上回っていることがわかる。次は、実際に行なった性能比較テストの結果を紹介しよう。