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ノード追加で容量/性能がリニアにスケールアウトする大容量コンテンツ向けストレージ

富士通、Ceph採用で56PBまで拡張する「ETERNUS CD10000」発売

2014年10月28日 14時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 富士通は10月27日、大容量コンテンツ向けストレージ「FUJITSU Storage ETERNUS CD10000」の販売を開始した。オープンソースの分散ファイルシステム「Ceph」を採用し、ノードの追加によって、最大56ペタバイト(PB)までスケールアウトできる。

大容量コンテンツ向けストレージ「FUJITSU Storage ETERNUS CD10000」

 ETERNUS CD10000は、近年爆発的にデータ量/数が増加しているドキュメントや画像、動画など、参照(読み出し)を中心とした用途向けのストレージシステム。コントローラーとディスクを組み合わせたノード単位で増設が可能で、最大224ノードまで容量/性能をリニアに拡張することができる。

 分散ファイルシステムのCephを採用しており、ノード間でデータを冗長化して保存し、ディスクやノードが故障した場合には自動で冗長性を回復する。また、特定ノードに負荷が集中しないよう、データは自動的に分散配置される。

分散ファイルシステムのCephを採用。保存データは、冗長性および負荷分散を考慮して自動的に分散配置される

 また、ハードウェアの追加や交換はシステムを停止することなく行うことができる。ノード構成の変更に応じて、コントローラーが自動的にデータの配置を調整し、冗長性も復元する。

 富士通初となるオブジェクトアクセス方式への対応のほか、ブロックアクセス方式もサポートしており、用途に応じてアクセス方式を選択できる。また「OpenStack」をサポートしており、OpenStackベースのプライベートクラウド基盤のストレージとしても利用できる。

 ETERNUS CD10000の最小構成標準価格(税抜)は4409万7000円から。提供開始は12月22日より。

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