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第7回 特命!! アスキービジトク調査班

確定申告で寄付金控除を受ける方法も解説しているでござるよ

忍者増田、お得な「ふるさと納税」で特産品をゲットしたでござる

忍者増田 編集●岸田元

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ふるさと納税関連のニュースとして、三重県伊賀市では500万円以上の寄付で「純金製の手裏剣(30万円相当)」が特典としてもらえると話題となった。「すごく欲しいけど、どうがんばっても拙者が捻出するのはムリでござるよ……」

 すでにビジトク調査班でも前編後編の2回にわたってお伝えしてきた「ふるさと納税」。これまでの回ではふるさと納税の成り立ちや仕組みについて解説してきたが、今回は実際にふるさと納税を申し込んで特産品が到着するまでの流れについて、実践レポートでお伝えする。

ふるさと納税って、なに?

 自分の好きな地方自治体に寄付することで、その地方のお米や魚介、果物などの特産品や花火大会チケットをもらえたり、寄付した分は確定申告時に寄附金控除として申請できるお得な制度だ。


とある忍者ライターがふるさと納税を実際に申し込んでみるの術!

編集K 忍者増田さん(以下、忍増)、お久しぶりです!

忍増 どうも!ご無沙汰でござるよ。で、きょうはどんな仕事の依頼でござるか?

編集K ふるさと納税ってあるじゃないですか。最近、三重県伊賀市で500万円以上のふるさと納税をした人に純金の手裏剣をプレゼントするというニュースが話題になってたんですよ。

忍増 存じているでござるよ。拙者、忍者関連のニュースは必ずチェックしているので。

編集K それなら話がはやい。じつは忍増さんに実際に500万円を寄付してもらって、手裏剣ゲットまでの道のりをレポートしてもらおうかと。

忍増 500万円? そのお金はいったいどこから出てくるでござるか。

編集K もちろん自腹ですよ。ふるさと納税というのは、もともとは自分の故郷のためを思って寄付する制度なので、忍者なら伊賀の里に寄付しても惜しくはないでしょう。

忍増 いやしかし。拙者、じつは茨城出身の忍者で伊賀市とは関係が……。それに先立つものもあまりないでござるよ。

編集K でも純金の手裏剣ですよ!? 忍者なら手に入れておくべきじゃないですか。そうだ! どうせなら500万円を貯めるところから連載記事にしちゃいますか。ベーリング海のカニ漁にでも出かけていって一攫千金を狙うみたいな……。

忍増 ちょ、ちょっと待つでござるよ。たしかに興味深い企画ではあるけども、そもそも拙者、ふるさと納税についてまだよく知らないのでござる。ひとまず初回はお試しでふるさと納税をやってみた、という企画はいかがでござろう。

編集K ふうむ。じつは僕もまだふるさと納税ってやったことないんですよね。じゃあ、今回は2人でふるさと納税を試してみたという企画にしましょうか。ベーリング海は次回からで。それじゃあ、あとはよろしくお願いします(サササッ

 ……というわけで、あらためましてこんにちは。拙者、忍者増田と申すフリーライターでござる。

 巷で噂のふるさと納税とやらが、なんだか非常にお得だということを、忍者特有の嗅覚でかぎつけました。……ウソです。ホントはこのサイトで見ました。まずふるさと納税がどういうものか知らない御仁は、こちらで確認してもらえると幸いです。

 今回は拙者が実際に、ふるさと納税を申し込み、特産品をゲットし、「やよいの白色 オンライン」で寄附金控除の確定申告をするまでをレポートしてみたいと思うでござるよ。

ウィザードリィが大好きなフリーライター忍者増田。こんなナリだが、一応個人事業主だ

ふるさとチョイスから申し込んでみた!

 ふるさと納税の申し込みは、ポータルサイト「ふるさとチョイス」から行うのがオススメ。地方自治体と直接やり取りするとなると、ファックスを送り、向こうから届いた書類に記入して送り返したりと、けっこうアナログで面倒らしいのでござる。やっぱこーゆーことは極力ネットですませたいよね。

直接地方自治体に申し込むと手続きが煩雑。ふるさとチョイスから申し込むのが楽ちん

 拙者の生まれ故郷は茨城県。どうせなら茨城県に寄付しようと、ふるさとチョイスのトップページから、「地域で選ぶ」→「茨城県」と進み、寄付が可能な茨城の地域名が列挙されたページにジャンプ。ニンとも親切なことに、各地域名の下に、特産品の有無、クレジット対応の有無などがアイコンで記されているじゃあーりませんか。

 ハッキリ言って拙者は特産品も欲しいし、クレジット入金もできないと面倒くさいので、その両方に対応している地域のなかから「守谷市」を選びました。

 そこからさらに守谷市のふるさと納税のページに飛び、電子申請の入力フォームに必要事項を記入。

 5000円を寄付して、特産品は守谷市オリジナルグッズのマグカップ(青)を選択。この5000円は、「教育、文化活動及びスポーツ振興に関する事業」に使ってもらうことにしました。守谷市は寄付金の使いかたまで指定できるのでござるよ。

 数日後に守谷市から、クレジット納付用の「支払番号」と「確認番号」、そしてYahoo!公金支払いサイトのURLが記載されたメールが届きました。さっそくそのサイトに飛んで必要事項を入力し、ようやく支払い手続き完了!

 このあたりの手続き内容は地域によって違うので、以上はあくまでも守谷市の場合だということを付け加えておくでござる。

意外とビビリな忍者増田は、じつは守谷市に電話していろんなことを聞いていた。けっきょく直接やり取りしちゃってるじゃねえか。守谷市役所の方は、親切丁寧に対処してくれました


(次ページ、「特産品と寄付金受領書が届く!」に続く)


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