伊賀市は12月25日、ふるさと納税制度の「市ふるさと応援寄附金」で、1500万円の寄付があったと発表した。同市は10月、500万円以上の寄付に対し純金製手裏剣を返礼品にすると発表していたが、実際に500万円を超える金額の寄付が行われたのは初めてだという。
市の総合政策課によると、寄付者は三重県民ではなく、東京都港区在住の36歳の男性。今月19日に問い合わせがあり、22日、24日の2日に分けて、計1500万円が入金されたという。手裏剣は計3枚が贈呈される。
手裏剣の製作についてはこれから業者に発注するとのことで、1枚に使われる純金の価格は「発注後に金相場の変動などもあるので正確には言えないが、40万円前後になるかと思う」(担当者)とのこと。
ふるさと納税は、地方自治体に対して行う寄付金制度。寄付することでその地方のお米や魚介、果物などの特産品や花火大会チケットなどをもらえるほか、寄付した金額から2000円を超える分は、一定の金額まで全額が住民税と所得税から控除される。