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驚きの直販価格、4万3179円!

低価格なオフィス付きタブレットならパソコン工房「10P1100T-AT-FE」

2014年09月26日 11時00分更新

文● 高橋量

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発色に優れたIPS液晶搭載で10点マルチタッチ対応

 ディスプレーのサイズは10.1型で、解像度は1280×800ドットのWXGA表示に対応している。最近はフルHD以上の解像度を持つタブレットが増えてきていることを考えると、解像度がやや足りない印象を受けるだろう。だが画面の文字やアイコンが大きく見えるため、これはこれでアリだ。なにより低価格モデルであることを考えれば、このスペックも納得できる。

低価格モデルながら発色は良好。派手さはそれほどなく、自然な色合いだ

視野角の広いIPSパネルを採用。ディスプレーを斜めから見ても、色合いやコントラストがあまり変わらない

 ディスプレーには発色に優れ視野角の広いIPSパネルを利用している。実際の映像は色鮮やかで解像度の低さは気にならなかった。試用機ではコントラストがやや抑えられているような印象を受けたが、そのぶん写真を自然な色合いで楽しめるというメリットもある。

 10点マルチタッチ対応で、タッチ操作の感度も悪くない。ただしディスプレーが10.1型であるぶん、まれにボタンが小さくて操作しづらい場面がある。細かな作業を行なう場合は、マウスや静電式のスタイラスなどを使うといいだろう。

タッチパネルは10点マルチタッチに対応している

スペックは高くないがストレスなく使える

 「10P1100T-AT-FE」のプロセッサーとして採用されているAtom Z3745Dは、動作周波数1.33GHz、バースト周波数1.83GHzで動作するクアッドコアのSoCだ。SDP(消費電力量の目安)が2.2Wとかなり低いのが特徴。省電力性能を重視してはいるが、タブレット向けとしてはそこそこのパワーも持っている。メールやネット、文書作成なら性能面でまったく問題ない。

 グラフィックス機能は、プロセッサー内蔵のインテル HD グラフィックスを利用する。Atomの内蔵GPUということで、3Dグラフィックス性能には期待しないほうがいいだろう。3Dゲームをプレーするのは厳しいが、2D主体のゲームなら問題なくプレーできるはずだ。

「CPU-Z」による詳細情報

「GPU-Z」によるグラフィックス機能の詳細

「タスクマネージャー」の「パフォーマンス」によるCPUの動作状況。4コア4スレッドで動作していることがわかる

メモリー容量は2GBとやや少なめ

ストレージには64GBのeMMCを採用。試用機ではサムスン製の「MCG8GC」が搭載されていた

試用機ではCドライブの残り容量が46.1GBだった。OSの容量として4GB程度しか使われていないのは驚きだ

 動作面で不安を感じていたが、実際に使ってみると意外にも動作は軽い。Windows 8.1を使っていても特にストレスを感じる場面はなかった。YouTubeの高画質動画も問題なく再生でき、日常的なネットチェックや文書作成に使うには十分なスペックだ。



(次ページ、「バッテリー駆動時間は公称値より長い!」に続く)

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