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ファッショニスタ達がウェアラブルに求めるもの

2014年09月08日 16時00分更新

文● Stephanie Chan via ReadWrite

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ウェアラブルはもっとオシャレにならないと普及しないだろう

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Poshmarkのイベントに集まった最新ファッションに敏感な女性達

今週の火曜日にサンフランシスコのオシャレなレストランBar AgricoleにPoshmark主催のイベントが開催され、多くのファッション・ブロガーやファッション業界関係者が招待された。Poshmarkは女性を対象とする古着のEコマース・プラットフォームで、自分の洋服を販売したり、他のユーザからのユーズドアイテムを購入したりすることができる。

アップルは9月9日にヘルスケアやウェラブル関連の技術とともに同社初のスマートウォッチを発表するとされており、ITギークやフィットネス好きの間ではその話題で持ち切りとなっている。確かにウェアラブル端末は現在脚光を浴びているが、大型でどちらかといえば男性的なデザインが多く、一般へのアピールはまだ薄いといえるだろう。得にオシャレな女性人にはウケがあまり良くない。

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私は尋ねてみた:ウェアラブルについてどう思う?

NPDグループの発表によると、ウェアラブル・テクノロジーの潜在的な顧客の58%は女性が占めている。そんな女性ユーザーにアピールする商品を開発できるメーカーこそ、この成長市場で成功を収めるはずだ。

スマートウォッチやフィットネス・バンド、Google Glassなどのウェアラブル端末が一般に普及するにはどんな障壁があるのだろう?トレンドセッターであるオシャレな女性にその答えを聞く限り、重要なのはやはりスタイルらしい。

関連記事:女性の視点から見た、ベストなスマートウォッチの選びかた

関連記事:女性向けの魅力的なウェアラブル・ガジェット「Ringly」が登場

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ケイティ・ヒンツ・ザンブラノ(左)とアンジェラ・タフォーヤ(右)

Refinery29の編集者、アンジェラ・タフォーヤはシンプルで小型なウェアラブル端末なら身に着けたいと話す。

「私にとって、大きな要因はやはりスタイルです。私のアクセサリーと自然と溶け込み、高級なデザインであること。それに控えめで見た目が古くならないことが大切です。ごちゃごちゃしたものはダメですね。何年も身に着けられるものがいいです」とタフォーヤは語っている。

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ケイト・フランコ

Poshmarkの商品販売ディレクターでUndeniable Styleのブロガーでもあるケイト・フランコは、普段自分のFitbitを隠し持っている。彼女は現在Nike FuelBandへの乗り換えを検討しており、その理由はNikeのシンプルなデザインだという。彼女はウェアラブル端末の市場性を信じているが、ファッションブランドと連携することで一部のデバイスは優位に立つことができるだろうと考えている。

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ドナ・ヘイル

So You Agreeのファッション・ブロガー、ドナ・ヘイルは、腕にアイテムを着けることは大好きだ。だがウェアラブル端末は嫌だという。

「私は時計を着用することは大好きです。毎日そうしています」とヘイル。「スマートウォッチはどれもゴツゴツしています。ウェアラブル端末の可能性はもちろんあると思いますが、もっと小さくモダンになる必要がありそうです。まだそういうものはありません」

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キャサリン・エンサイン

KatWalkSFのブロガー、キャサリン・エンサインはすでに多くの端末を持ち歩いており、さらにウェアラブルを持つ余裕がないという。

「私はGoogle Glassは身に着けたくありません」とエンサイン。「複雑すぎるし、すでにノートパソコンとiPod、iPhoneを持っていてそれで十分です。これ以上チェックする端末を増やす必要は感じていません」

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エリーゼ・アーミテージ

グーグルに勤めながらWTFabのブロガーでもあるエリーゼ・アーミテージは、現在のウェアラブル端末はどれも洋服との相性が悪いと話す。

「Jawboneは腕に着用するにはあまり綺麗ではありません」とアーミテージは話す。「ウェアラブル端末が成功するためには、テクノロジーとファッションの両立が必要だと思います。Google Glassもそれほどお洒落ではありませんが、デザインを改良するば素晴らしいものになるはずです」

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ミッシェル・リュウ

サンフランシスコ発のライフスタイル・ブログ、Shop Sweet Thingsでインターンを務めるミッシェル・リュウは、まだウェアラブル端末を所有していないが試してみたいとは思っている。

「私はファッションショーの映像でデザイナーが自分の洋服をプリントアウトしているのを見ました」とリュウ。「それにものすごくインスパイアされました。私はファッションとテクノロジーの融合を支持します」。ただウェアラブル・テクノロジーは彼女のような消費者にもっと強く働きかける必要がありそうだ。「私はあまりウェアラブル端末に触れる機会がありません」と彼女は話す。「あまり見かけたこともありませんし、友達にも身に着けている人はいません。H&Mにも売っていないし。より身近なものになればぜひ試してみたいと思います」

画像提供:
トップ画像:Madeleine Weiss
その他画像:Stephanie Chan

Stephanie Chan
[原文]


※本記事はReadWrite Japanからの転載です。転載元はこちら


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