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スマホ・タブレットをカード決済端末に、米アマゾンが参入

2014年08月14日 04時50分更新

加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 手持ちのスマホやタブレットを、クレジットカード決済端末として利用できるようにするモバイル決済サービスに、ネット通販の王者と言える米アマゾンが参入する。

 米アマゾンは現地時間13日、新サービス「Amazon Local Register」を発表した。これはペイパルの「PayPal Here(ペイパルヒア)」やスクエアの「Square」と同様、専用アプリをインストールし、カードリーダーを接続することで、スマホやタブレットをクレジットカード決済端末化できるもの。中小規模店舗や移動店舗でも、客のクレジットカード決済に対応することが可能となる。

「Amazon Local Register」をタブレットで利用するイメージ
「Amazon Local Register」をタブレットで利用するイメージ

 「Amazon Local Register」は、iOS 7以降のiPhoneやiPad、Android OS搭載のスマホ・タブレット、Kindle Fire、Fire phoneに対応。専用アプリはAmazon Appstore、Apple App Store、Google Playから無料ダウンロードできる。専用のカードリーダーの販売価格は10ドルだが、のちに手数料で同額が入金される仕組みのため実質無料だ。

 「Amazon Local Register」はクレジットカードとデビットカードの決済に対応。決済手数料は、「PayPal Here」が2.7%、「Square」が2.75%であるのに対し、「Amazon Local Register」は2.5%という安さだが、さらに、10月末までにユーザー登録を行った場合、2015年末まで1.75%の特別手数料が適用される(16年以降は2.5%)。

「Amazon Local Register」をスマホやタブレットへ接続するイメージ
「Amazon Local Register」をスマホやタブレットへ接続するイメージ

 すでにAmazon.comへ出品していて、なおかつ実店舗を持つユーザーは、「Amazon Local Register」にとって大きなターゲット。潜在的なユーザーを多く抱えていることになるため、「PayPal Here」や「Square」には巨大なライバルの出現だと言える。

 また、「PayPal Here」と「Square」は日本でも利用可能で、決済手数料は「PayPal Here」が3.24%、「Square」が3.25%とそれぞれ米国よりも高い。「Amazon Local Register」が日本でもサービスを展開するか、その場合の決済手数料は何%か、今後の動きが気になる。加えて「楽天スマートペイ」や「Coiny(コイニー)」といった日本発のサービスも存在するだけに、「Amazon Local Register」が日本にも進出すれば競争は激化しそうだ。

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