3年前には発売されていなかった玄関用虫よけ剤対決!
前回「蚊取りグッズ最強伝説」の実験をしたのは2011年7月。当時の最新鋭は、軒先に吊るしておくだけで虫が寄ってこないという虫除けだった。のちに2012年3月にアースから「バポナ玄関用虫よけネットW」、2013年3月にはフマキラーから「虫よけバリア 玄関用」が発売され、玄関用の虫除け剤が3社出揃った。
・アース「バポナ 玄関用虫よけネットW 240日用」(約1000円)
・キンチョー「虫コナーズ 玄関用 200日用」(約900円)
・フマキラー「虫よけバリア 玄関用」(約800円)
実験方法は、蚊取り線香とまったく同じ。虫が集まる紫外線を出すブラックライトの蛍光灯を50分点灯。あわせて二酸化炭素を発生させて各虫除け剤に放出。その後10分間蛍光灯を消し、近くに置いた蛍光灯を点灯して、生きている虫は蛍光灯に逃げるようにした。この天才的なアイディアは、「いいね!」か「Tweet」ボタンを押して称賛するもよし、e-mailで「藤山のギャラを上げてヤレ!」と送信するもいいだろう。
基本的に「虫よけ」ではあるが、殺虫成分を見てみると虫の神経に効く薬剤を染み込ませたものらしい。この実験では、虫よけ剤の回りに虫の「死骸が少ないものを強力」(虫が寄らない=死骸が少ない)とするのではなく、蚊取り線香と同様に「死骸が多いものを強力」とした。この結果が正確に効果を反映しているかどうかは怪しいが今回はこうしたということで。
さて結果は写真をよく見ると分かるとおり、左右のアースとフマキラーがやや強力で、中央のキンチョーには虫が少ない。
ナンバーワン虫よけ剤は、丸いフマキラー「虫よけバリア 玄関用」でFAしたい。もちろんファイナルアンサーで、Free AgentでもAFでもない。
そして実験を通してわかったのは、「できるだけ玄関の外側に吊るしておく」ということだ。屋内につけてもかまわないらしいが、風を受けて防虫成分を回りに拡散させるようになっているので、屋外プレイにした方が効果ありということだ。さらに防虫とは言え、殺虫成分も含んでいるので屋内で使うと、玄関に虫の死骸の絨毯を敷くことになる点に注意したい。
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