虫取り網で「蚊」を捕まえて実験しようとするも断念!
3年前の蚊取り線香対決は、近くに水場がないキャンプ場で、蚊のベビーブーム前の7月上旬に実験した。そのため虫かごに蛍光灯を仕込んで実験用の蚊を捕まえようとしたのだが、ほとんど捕獲できず、あわや実験中止という事態まで追い込まれた。
But! 我々は「バカはやるがアホではない」(ハズ)なので、今回河原の近くで実験することにした。時期も少し遅らせ7月18日とほぼ下旬に設定。あまりにも暑い日だったので河原で子どもたちに混じって涼んで(=遊んで)いると、さっそくアチコチ蚊に食われた。
「これならイケる!」と踏んだ我々は、蚊を誘って捕獲する能動的なパッシブモードではなく、虫取り網で積極的に捕獲しに行くアクティブモードに切り替え行動開始!
しかし蚊はおろか虫一匹たりともつかまらない。なぜだっ! 蚊が賢いのか、我々がバカなのか? という大きな疑問を残したが、キャプテンハーロックに習ったのだ!
「男なら、危険をかえりみず、ボツとわかっていても行動しなくてはならない企画がある。負けるとわかっていても書かなくてはならない企画がある」とな。
というわけで、蚊を捕獲できなかったときに備え、あらかじめ実験機器を用意していたので、コイツの説明を軽くしておこう。
まず虫をおびき寄せるトラップ1は、ブラックライト(紫外線)の蛍光灯。3年前の実験から「なぜLED電球に虫が寄らないのか?」という仕組みがわかっている。それはLED電球が紫外線成分を含まないから。つまりたっぷり紫外線を出すブラックライトの蛍光灯を使えば、虫がワンサと寄ってくるはずなのだ。しかしブラックライトの蛍光灯は、価格が超高っけー(えくすぺーんしぶ!)ので、そんなに用意することができず、不足分はフツーの蛍光灯で代用した。
トラップ2は二酸化炭素発生装置である。繁華街に消えてゆく人にはネオンに吸い寄せられる人と、料理や石鹸(あと下品な香水)の臭いに吸い寄せられる人がいる。虫も同じで紫外線に集まるものも多いのだが、蚊は二酸化炭素の臭いに誘われて集まる。二酸化炭素トラップは、ドライアイスが手っ取り早いのだが、超高っけー上に夜までに溶けちゃうのが難点。そこで今回はイースト菌(パンを作るドライイースト)に砂糖水を「かもすぞ~!」してもらい二酸化炭素を作った。
水1.5リッターに砂糖1カップ、ドライイーストを2袋(合計6g)を入れて直射日光の当たる場所に1~2時間置いておけば発酵が始まり、ポコポコと二酸化炭素が出るので面白い。40度ぐらいが適温なので、発生器をカイロで温めてもいいだろう。
発生させた二酸化炭素は、チューブを通して3つに分配し、各メーカーの蚊取り線香の元で放出させている。
閲覧注意!
以降、蚊取り線香の実験結果のため、虫の死骸の写真が多数あります。記事を見て「きんもーっ☆」と感じたり、エクトプラズムか何かが胸から上がってくる場合があるので、注意してください。あと不用意に写真をクリックすると、でかい写真が表示されて、気持ち悪さが256倍ほど増加します。込み上げて来るモノは、連鎖を引き起こすので注意の上、読み進めてください。
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