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10万円以下でゲームもできるエンタメ性能も欲しい人集まれ!

ENVY 15-k000は、GeForce 840M搭載の質にこだわる高性能機

2014年08月11日 11時00分更新

文● 石井英男

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リビングや書斎などにも違和感なく溶け込む高品質なボディ

 まずは、ENVY 15-k014TXの外観から見ていこう。ENVY 15-k014TXのボディは、角が丸みを帯びた柔らかいデザインを採用している。ボディデザインは無骨すぎず、スタイリッシュな印象で、ボディカラーも明るめのモダンシルバーなので、リビングや書斎などにも違和感なく溶け込む。質感も高く、細部の仕上げも丁寧だ。プレミアムブランドであるENVYの名に恥じない、非常に高品質なボディといえるだろう。

ボディカラーは明るいモダンシルバーで、質感も高い

HP ENVY 15-k014TXの底面。beats Audioロゴのbマークがエンボス加工されている

 本体のサイズは幅385×奥行き261×高さ26.5~30.5mmで、重量は約2.4kgである。15.6型液晶搭載ノートPCとしては、サイズ、重量ともに標準的だ。

最新のCore i7とGeForce 840Mを搭載し高い性能を実現

 ENVY 15-k014TXは、PCとしての基本スペックも非常に高い。CPUは、Core i7-4510U(2.0GHz)を搭載する。Core i7-4510Uは、開発コードネーム「Haswell Refresh」と呼ばれているインテルの最新CPUで、基本動作周波数は2.0GHzだが、自動オーバークロック技術のインテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0により、最大3.1GHzまで動作周波数が向上する。クアッドコアではなく、デュアルコアだが、ハイパースレッディング・テクノロジーにより、最大4スレッドの同時実行が可能であり、高い処理性能を誇る。文書作成やネットサーフィンといった軽めの作業はもちろん、フルHD動画の編集や高解像度写真のレタッチなどの負荷の高い作業も楽にこなせる。

 なお、上位のプレミアム・フルHDモデルも同じCore i7-4510Uを搭載しているが、下位のスタンダード・フルHDモデルでは、CPUがCore i5-4210U(1.7GHz)になる。標準メモリも、16GBと大容量であり(スタンダード・フルHDモデルは8GB)、多くのアプリケーションを同時に動かしても余裕がある。

 GPUとして、NVIDIAのGeForce 840M(ビデオメモリ2GB)を搭載していることも特筆できる。GeForce 840Mは、NVIDIAのモバイル向けGPUの中ではエントリークラスの製品だが、CPU統合GPUに比べると、遙かに高い3D描画性能を誇る。CPU統合GPUでは3D描画性能的に厳しい3Dゲームなどもより快適にプレイできることが期待できる。

 なお、上位のプレミアム・フルHDモデルでは、GPUがワンランク上のGeForce GTX 850M(ビデオメモリ4GB)になり、さらに高い3D描画性能を実現する(下位のスタンダード・フルHDモデルでは単体GPUは非搭載)。プリインストールOSは、最新のWindows 8.1 Update(64bit)である。

1TBのハイブリッドHDDとBlu-rayディスクドライブを搭載

 ストレージとして、1TBのハイブリッドHDDを搭載していることも魅力だ。ハイブリッドHDDは、HDDにキャッシュ用SSD(フラッシュメモリー)を組み合わせたもので、HDDのメリットであるバイト単価の安さ、大容量化の容易さと、SSDのメリットである高速性のいいとこ取りをしたような製品だ。 ENVY 15-k014TXに搭載されているハイブリッドHDDは、8GBのフラッシュメモリが内蔵されており、純粋なSSDには及ばないものの、通常のHDDに比べると、遙かに快適な操作レスポンスを実現している。また、光学ドライブとして、Blu-rayディスクドライブが搭載されているので、市販のBDビデオタイトルの再生はもちろん、Bru-rayディスクにデータをバックアップしたり、オリジナルBDビデオを作成することも可能だ。なお、ハイブリッドHDDとBlu-rayディスクドライブについては、全モデル共通で搭載されている。

右側面に、Blu-rayディスクドライブを搭載する


(次ページ「非光沢液晶採用で長時間利用しても目の疲れが少ない」へ続く)

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