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「ふるさと納税」で地方の特産品をゲットしてみたい（後編）

2014年08月20日 11時00分更新

カリーさん（覆面ライター）

クレジットカードで寄付できる自治体も

編集K　で、どれくらいの収入なら、具体的にいくらぐらいが控除の上限になるんでしょうか？

須永　かなり幅があって、億単位で収入がある方なら200万円近くになりますし、一般のサラリーマンですと数万円ですね。例えば年収が400〜600万円ぐらいの方だと控除額が2、3万円ぐらいです。

宮原　実は総務省もふるさと納税の目安を配布していて（PDFファイル）、そこにモデルケースが出てるんですが、それって大多数のサラリーマン向けで給与の金額で書いてあるので、個人事業主ではわからないんです。例えば、フリーランスの20代独身で、国保・年金以外の控除がない方だと、所得が300万円でだいたい3万円弱ぐらい。

須永　結構いきますね。3万円あると楽しめますよ。

編集K　でも所得が300万って、フリーライターでいったらそこそこ儲かってる方ですよね。それで3万円も控除してもらえるなら十分じゃないですか。

宮原　ちなみに、所得100万だと6000円ぐらいが上限ですね。

個人事業主が全額控除される寄付金の目安

サラリーマンの場合、全額控除される寄付金の目安はここ（PDFファイル）から確認できるが、個人事業主の場合は自分で計算する必要がある。

国保や年金、扶養控除などの要素が絡むので計算が複雑だが、ざっくりと所得別の計算を編集部で行ってみたのが下の表組だ。所得300万あれば、2万円程度の全額控除が見込めるので、２カ所くらいはふるさと納税の特典をもらえることができそうだ。

編集K　調べていくと5000円以上の寄付でもらえるものも結構あるので、上限6000円でも選べますよ。

いくちょん　2000円以上というのも見かけました。

須永　少ないですけれどもありますね。一番豊富なのは1万円台になります。

カリー　おお、遅刻してきたけど、なんだかやっておいた方がトクなきがしてきたぞ！申し込みってどうやってやるんですか？

須永　そうですね。自治体によって変わってくるので、連絡をとって、郵送やFAX、メールなどでまず申請書を送ります。総務省のサイトから、各自治体にアクセスしていただいてもできますね。寄付の方法も、振込だけだったり、クレジットカードも使えたりとさまざまです。

カリー　クレカを使えるなら、ポイントもたまってさらにおトクですね（笑）

ふるさとチョイスでは申し込みから決済まで、ふるさと納税に全対応。ただし、最後の確定申告は自分でやることだ

須永　でも特典を目当てにされてる方なら、弊社のふるさとチョイスから調べていただいた方が楽に申し込みできますよ。通販と同じように、申し込みから決済まで全部対応してます。

いくちょん　決済も。へー！

須永　今、49自治体さんと契約していて、9月から100自治体に増えます。例えば、高知県の奈半利町って、すごくお魚が美味しいところが……。

編集K　あれっ、「SOLD OUT」ってでてますよ！

いくちょん （笑）

須永　そうそう、申し込み上限に達して、特典が終了になってしまうこともあります。

カリー　キャンセル待ちとかあるんですか？

須永　自治体によっては、受け付けてる場所もありますよ。

カリー　でも先着順のところも多いってことですね。うーん、これは今からよさげな特典を調べておいて、受付が始まったら速攻で申し込まないと。

編集K　ちなみにカリーさんは何が欲しいんですか？

カリー　うーん……肉かな！

いくちょん・編集K　カレーじゃないんだ!!

ふるさとチョイスのサイトでは寄付金額別、特産品別など目的別に探せる。お肉はやはり人気で品切れとなっているものも

須永　（笑）。でもサラリーマンはあまり確定申告になじみがないんですが、弥生会計を使って普段から帳簿をつけてる個人事業主の方なら普段の作業にほんのちょっと手間を加えるだけで、いろいろおトクになるので絶対にやった方がいいですよ。ちょうどお盆で帰省されたタイミングでもあるので、ふるさとに思いをはせて……みたいな。

編集K　間違いなくやったほうがいいですよね。

カリー　俺もいなくてよくわからなかった前編を読み返して、きちんと勉強して申し込もうと思います。本日はありがとうございました！