米フェイスブックは現地時間23日、2014年第2四半期(4~6月期)の決算報告を発表。売上高は29億1000万ドル、純利益は7億9100万ドルで、前年同期比は増収(61%増)・増益(138%増)を記録した。
グーグルやアップルと違い、自前の端末やOSを持たないフェイスブックは、売上の大部分を広告収入に頼らざるを得ない。前年同期の広告による売上高は全体の88%を占めていたが、今期は92%へ4ポイント増加。広告売上高自体も26億7600万ドルで前年同期比67%増となった。
また、モバイルへの対応に力を入れているなか、全広告売上に占めるモバイル広告売上の割合は、前年同期の41%から今期は62%へと21ポイントの大幅拡大を達成した。月間アクティブユーザー数(MAUs)は前年同期比14%増の13億2000万人で、このうちモバイル経由は31%増の10億7000万人にのぼり、モバイル化の施策からモバイルユーザーが増加し、モバイル広告収入も増えるという好循環が今回の決算に表れているようだ。