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データを圧縮、検索もスピーディー

格安SIMと組み合わせたい、iPhone用Opera Mini 8

2014年07月16日 09時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 iPhone用のウェブブラウザーと言えば標準的なのは「Safari」。これで満足しているユーザーも多いと思うが、日々使っているブラウザーをかえることで、手持ちのスマホに思わぬ快適さが加わる……という点も覚えておきたいところ。

 紹介する「Opera Mini 8」はノルウェーのOpera Softwareが開発しているウェブブラウザーだ。Opera Softwareはブラウザー開発では老舗のメーカー。デスクトップ版と呼ばれるPC用ブラウザーは1994年に開発を着手。古いパソコンユーザーなら懐かしい「Netscape Navigator」や「Internet Explorer」がまだ世に出ていないタイミングであった。

リッチな今でこそ、プアな過去の技術が生かされる!?

 で、Opera Miniの何がいいのか? これは「7GBの壁」などと呼ばれるキャリアの速度制限、あるいは最近話題の「格安SIM」など、データ通信量に再び関心を集めているスマホユーザーが高速かつ効率よく、月々のデータ量を管理したい場合によいのである。

 Opera Miniはもともとフィーチャーフォン用に開発されたブラウザーで、回線がプア、小さな画面で表示にも制約があるといった環境でもウェブサイトを実用的に読めるようにするというコンセプトを持っていた。

 具体的にいうと、Opera MiniはOpera Softwareが設置したプロキシサイトを経由して、インターネットに出て行く仕組みになっている。このプロキシサイトでPC用に作られたリッチなサイトをケータイ用に変換して、データが軽く、小さな画面でも読みやすくしてからユーザーの手元にある端末に情報を届ける仕組みである。

 さて、回線がリッチになり、スマホの画面も少し前のPC並みにまで高解像度化している時代にOpera Miniは必要なのか。そう思う読者もいるかもしれない。その答えが、通信制限。特に格安SIMとの相性のよさだ。

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