ヤフーは1日、「Yahoo!ショッピング」と連携したアプリケーションを開発するためのAPIで新たに「注文系」の11アプリを公開した。
Yahoo!ショッピングは今年の3月、開発者による自由度の高いサービス開発を支援するために、Yahoo!ショッピングのプラットフォームを開放するオープン化戦略を発表。「商品管理系」や「在庫管理系」、「画像管理系」といった店舗運営に役立つものから、商品レビューやランキング情報が取得できるものまで多岐にわたるAPIを約50本公開している。
今回、追加となったのは「注文系」。対象となるのは、「プロフェッショナル出店」を利用して出店する法人向けストアおよび、Yahoo! JAPANとパートナー契約を結んでいる「Yahoo! JAPANコマースパートナー」だ。
新規注文や新規予約注文の件数を取得する機能の「注文ステータス別件数参照API」や、注文情報を検索し、該当する複数注文情報を取得する機能の「注文検索API」をはじめ、指定注文の注文ステータスを変更する「注文ステータス変更API」、単一の注文に対しての更新履歴情報を提供する「注文操作履歴一覧API」など、その数は11本にのぼる。
Yahoo!ショッピングは、ストア出店料(月額システム利用料)や売上ロイヤルティを完全無料化したり、スマホから手軽に出店できるようにするツール「ストアクリエイター」をリリースしたりなど、利用者数や流通量の拡大に向けて積極的だ。APIの公開は、Yahoo!ショッピングと連携するアプリの開発をうながす狙いがうかがえる。