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Appleの一足先? Samsungがデジタルヘルス/ウェアラブル戦略を発表

2014年05月29日 22時45分更新

文● 末岡洋子

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 Samsungは5月28日、ヘルスケアとウェアラブルへの取り組みを発表した。ウェラブルセンサー向けのモジュラーハードウェアのリファレンス実装「Simband」、データ収集プラットフォーム「SAMI」で構成され、ヘルスケア分野のプラットフォーム役を買って出る様子だ。「Digital Health Initiative」として、この分野のアプリ開発に投資する計画も明かしている。

ヘルスケアのオープンなプラットフォームをSamsungが提供

 この計画は、サンフランシスコで開催した「Voice of the Body」イベントで発表した。Simbandはモジュラー型ハードウェアで、サードパーティーはこれを土台としてセンサー、アルゴリズムなどの技術を追加して製品を製作できる。Simbandはリファレンス実装となり、SamsungがSimbandを商用製品として提供する予定はないようだ。この日披露したSimbandは、サイズが14×34ミリメートル、1GHz動作のARM A7チップセットを2基搭載し、無線技術はWiFiとBluetoothモジュールを持つ。

 ソフトウェア側ではオープンソースプラットフォーム「Samsung Architecture Multimedia Interactions(SAMI)」を発表した。さまざまなデータソースからヘルスケア関連のデータを収集するプラットフォームで、クラウドにデータを格納するモデルとなる。アプリやサービスはSAMIを利用してデータを活用することができるという。

 これらを利用して、血圧、心拍数、呼吸数、ガルヴァニック皮膚反応といった健康に関するデータ、周囲の大気が含む物質などのデータを収集できるとしており、オープンなハードウェアとソフトウェアにより、ウェラブルによるヘルスケア分野の離陸に必要なデータ収集とデータへのアクセスを可能にする仕組みをSamsungが提供する狙いだ。

 Digital Health InitiativeはSamsungが2013年にサンフランシスコに立ち上げた研究施設、Strategy and Innovation Centerが中心となって進めていくもので、ベルギーの先端半導体研究機関であるImec、カリフォルニア大学との提携も発表した。同イニシアティブの下、Samsungは自社プラットフォームを活用するベンチャー企業に5000万ドルを投じるファンドを用意することも明らかにしている。

 Simband、それにSAMI向けAPIは2014年中にベータ版を公開する予定という。

 ライバルのAppleは来週開催する年次開発者カンファレンス「Worldwide Developers Conference」でフィットネス関連、スマートホーム関連の発表があるという憶測がある。

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