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前田知洋の“タネも仕掛けもあるデザインハック” 第43回

ユーザーレビューの見極め方 電化製品、買う買わないの境界線

2014年06月13日 09時00分更新

文● 前田知洋

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 じつはテレビショッピングが大好きです。表向きには「トレンドとか、プレゼンテーションの勉強になる」と言い訳もしていますが、あの「役に立つか、立たないか」のギリギリのところにドキドキしていますが、実際に注文をしたことはありません。

 一方、ネットショッピングはお世話になりっぱなしで、先日も「子供の頃、駄菓子屋でスパイセットに入って売られていた『水に溶ける紙』ってあるのかなぁ…」と何げなく思ったら見事命中。大人の秘密書類用がありました。インクジェットプリンター対応(笑)。もちろん、スパイ活動じゃなくて、マジック用。

 マジックのネタを海外から買うこともありますが、ギャンブルというか…、福袋に近いというか…。製品の実演の動画がアップされることも増えたので「ハハ~ン、これはあの仕掛け使ってるな…」なんて予想もできるので、的中率は上がりましたが、それでも、30%くらいの割合で激しくガッカリしています。

買って良かった製品群

 と、こんなところでマジックグッズのレビューを書いてもしかたありません。そこで、買って良かった電化製品のベスト3を挙げていきます。もちろん、ぜんぶ自腹。

 ケルヒャーの高圧洗浄機。中庭のタイル洗うのも、網戸も雨戸、もちろん洗車にも使ってます。8年前に一番安い入門機を買いました。あまりに頻繁に使うので、次は高スペックを…と思っているんですが、ぜんぜん壊れません。一番便利なのは、大掃除のあとの雑巾を洗うとき。手でゴシゴシする必要もなく、洗剤入らずで数秒で真っ白に。高圧洗浄での雑巾洗いは、指先に気を遣う女性に特におススメです。

撮影のために、高圧洗浄を高圧洗浄しました(笑)8年使ってるので多少の汚れはご容赦を…

  SONYのHDR-AX2000。動画ならスマホでも撮れるのですが、ちょっと奮発していいハイエンドのビデオカメラを購入しました。最近は、テレビ番組の制作現場でもよく見かけます。3年前に「これからは、動画配信がくるかも…。それなら高画質で」と何となく思って導入しましたが、同じマジックでも蛍光灯の下でスマホで撮るのとは大違い。ヘタなマジックでもカメラが良いと、余分に上手く見えるから不思議です。最近は、三脚と照明に少しお金をかけ、グレードアップを目指しています。

 ただ、このカメラの難点は、見た目。屋外などで撮影してると、テレビ番組のロケだと誤解されてしまうこと。特にビデオカメラ用の三脚(スチルカメラ用よりデカいです)を一緒に持ち歩いてると「撮影許可は取りましたか…」と警備員などから注意を受けます(笑)

ヘタなマジックも上手く見えるっていうのは冗談ですが、レンズ径が大きいので明るく撮れます

 その反動からか、デジカメはパナソニックのLUMIX DMC-GM1。それまでは、GF1を愛用していました。被写体は、SNS用にネコや物撮りがメインです。あと、テレビのスタジオなどで、仕事の記録の撮影をしたり、憧れのあの人と一緒になったときにツーショットをお願いしています。目指すは、マジック界の林家ぺー師匠!

 ツーショット撮影をするときは、当然、誰かにカメラを渡してシャッターボタンを押してもらうのですが、けっこう手ぶれやピントが甘い写真になりがちです。そんな悩みを、量販店のカメラ売り場のお兄さんに相談して勧めてもらったのがGM1。GM1は、ISO3200くらいまで感度を上げても、ほとんどノイズが気にならないので、室内や夜間の撮影、マジシャンの仕事にピッタリ。単焦点パンケーキレンズ(GF1からの使い回し)を付けて使ってます。トップの画像もGM1で撮影しました。

 ズームレンズも便利かなぁ…と思うこともあるのですが、スマホで撮影するときと同様に、「被写体に歩いて近づけばいいだけ」に気がついて目からウロコ。高感度設定+明るいレンズで写真の失敗率がぐんと低下!

トランプよりも小さいのに高画質、マジシャンもビックリ!?

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