シンプルでわかりやすい操作系
一度電源スイッチを入れて、手持ちの機器のペアリングを済ませたら、再び電源スイッチに触る必要はほとんどないでしょう。というのも音声信号を流さないまま放っておくと、5分間でオートパワーオフが効くからです。
そのたびにBluetoothのリンクは切れますが、BTV1本体の「機能」ボタンを押すとパワーオフが解除され、すぐに接続は復帰します。BTV1の操作はおおむねこの「何かあったら機能ボタンを押せばいい」というところに落とし込まれているので、わかりやすいです。
もちろん、オートパワーオフの解除や時間設定ができれば良いのですが、そうした設定ができるようにするには、本体にディスプレーやボタンを加えたり、スマートフォン側からアプリで設定できるようにするといった、コスト増につながる仕組みが必要です。また同時に操作も複雑になる。そうした割り切りの結果ということでしょう。
ただ、日米Amazonともにユーザーレビューで槍玉に上がっている、起動やオートパワーオフのたびに鳴る、音量が常時一定でミュートもできない「ピロピロ」という動作音も、確かにたまに気になります。動作音の音量設定ができない製品は決して珍しくないのですが、そうした製品を見るたび、なぜ単純に本体のボリュームと連動できないのか不思議に思います。