安くて薄くてハイスペック!「Luvbook L」の魅力を探る

6つのベンチマークで検証

Windows 8.1 Updateで「LuvBook L」のパフォーマンスは向上する?

文●高橋量

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

アップデートでマシンの基本性能は改善! でも……

 アップデート適用前のWindows 8.1ではシステム要件として1GB(32ビット)または2GB(64ビット)のメモリー容量と、16GB(32ビット)または20GB(64ビット)のストレージが必要とされていた。だがWindows 8.1 Updateを適用すると、1GBのメモリー容量と16GBのストレージ容量があれば32ビット版でも64ビット版でも動作するという。

 インターフェースだけでなく内部的にも変更が加えられ、システムの処理が軽くなった。そこで、どれだけパフォーマンスが改善されているのか、ベンチマーク結果をもとに検証してみよう。

 Windowsシステム評価ツールを利用した「Windowsエクスペリエンスインデックス」では、デスクトップの描画性能を表わす「グラフィックス」のスコアが0.1ポイント微増しただけだった。確かにパフォーマンスは改善されているが、計測時の誤差という可能性もある。この結果だけからでは、なんとも判断しにくい。

アップデート前のWindowsエクスペリエンスインデックス

アップデート後のWindowsエクスペリエンスインデックス

 「PCMark 8(バージョン2)」を試してみたところ、日常的な作業の処理性能を計測する「Home accelerated 3.0」でスコアが向上している。差はごくわずかで0.8%上昇したにすぎないが、確かにアップデートの効果は出ている。

アップデート前の「PCMark 8(バージョン2)Home accelerated 3.0」ベンチマーク結果

アップデート後の「PCMark 8(バージョン2)Home accelerated 3.0」ベンチマーク結果

 「PCMark 7」や「PCMark Vantage」でも、アップデート前後でスコアに変化が見られた。詳細を見ると大幅に向上しているわけではないが、複数のテストでスコアが微増していることがわかる。

アップデート前の「PCMark 7」ベンチマーク結果

アップデート後の「PCMark 7」ベンチマーク結果

アップデート前の「PCMark Vantage」ベンチマーク結果

アップデート後の「PCMark Vantage」ベンチマーク結果

 上記のように総合系ベンチマークをいくつか試したが、アップデートによってパフォーマンスは確かに向上しているものの、その差を実感できるほどではなかった。


マウスコンピューター/G-Tune


(次ページ、「アップデートで3D性能は向上するのか?」に続く)