総務省は15日、「平成25年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(速報)を発表。スマホの利用率が平成24年(2012年)調査時の32%から20.8ポイント増えて平成25年(13年)調査では52.8%となり、過半数となった。フィーチャーフォンは69.7%から51%へ16.7ポイント減っている。
年代別にみると、12年はスマホ利用率がフィーチャーフォンを上回っているのが20代のみだったが、13年には10代から40代までが上回り、特に10代はスマホ63.3%に対してフィーチャーフォンが25.9%、20代はスマホ87.9%に対してフィーチャーフォンが20.2%、30代はスマホ78.7%に対してフィーチャーフォンが35%とスマホが大きく上回っている。
スマホの利用率と同様に変化しているのがソーシャルメディアの利用率。コミュニケーション方法別の平均時間(平日)をみると、メールは12年の28.6%から13年の26%へ2.6ポイント減少している一方、ソーシャルメディアは12年の8.8%から13年の15.5%へ約倍増。12年はすべての世代でメールが多かったが、13年には10代と30代でソーシャルメディアがメールを上回っている。スマホの普及とソーシャルメディアの利用が比例関係にあるようだ。
そこでソーシャルメディアのサービス別の利用率を比較すると、トップはLINEで44%、2位はGoogle+で27.3%、3位はFacebookで26.1%。以下、Twitter(17.5%)やmixi(12.3%)などが続く。12年からの推移でLINEは23.7ポイント増にまで倍増し、Facebookは9.5ポイント増、Twitterは1.8ポイントの微増。mixiは1.5ポイントの微減となった。なお、Google+は12年調査で対象としていない。
LINE人気は世代別で5割以上の利用率にのぼる10~30代の若者世代が支えており、30代からの支持が厚いGoogle+とFacebookがLINEに追随している。