日本マイクロソフトは2月28日、三井不動産リアルティとデジタルアドバンテージが3月3日から公開するiPhone/Androidアプリ「三井のリパーク」の提供基盤として「Windows Azure」クラウドサービスが採用されたことを発表した。
同アプリは、不動産仲介事業や駐車場事業を手がける三井不動産リアルティとソフトウェア/コンテンツ開発会社のデジタルアドバンテージが開発、提供するもの。開発、提供にあたりマイクロソフトも技術協力をしている。
同アプリでは、スマートフォンのGPS機能を利用し、現在地周辺やこれから訪れる目的地周辺にある「三井のリパーク」時間貸し駐車場の検索、リアルタイムの満車/空車状況や料金情報(時間帯別料金単価、上限設定金額など)の確認ができる。検索した駐車場の位置情報を、デンソー「NaviCon(ナビコン)」対応カーナビに転送することも可能。また駐車した駐車場の場所をメモし、駐車経過時間を確認したり、駐車場に戻る際の徒歩ナビゲーションを行う機能もある。
同アプリのサービス提供基盤としてAzureが利用されており、Azureクラウドからユーザーのスマートフォンに各種情報が配信される。マイクロソフトでは、Azureの採用によって、サービスの継続提供を確実にする耐障害性とスケーラビリティが得られ、アクセスが集中した場合でも処理速度が低下することなく利用できると述べている。
なおマイクロソフトでは、Azureの日本データセンターを2月26日に稼働開始している(関連記事)。三井のリパークアプリに関しては、サービス開始当初は海外データセンターを利用し、3月中旬をめどに日本データセンターに移行を予定している。