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日テレ、Hulu事業を受け継ぎ定額制ネット動画配信に参入

2014年02月28日 05時13分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 日本テレビ放送網(日テレ)と米フール―は28日、フール―が展開する定額制動画配信サービス「Hulu(フール―)」を日テレに事業承継すると発表した。

 Huluは米国発のオンライン動画サービスで、日本市場向けには2011年9月からサービス提供を開始。インターネットに接続したテレビやパソコン、スマホ、タブレット、ゲーム機向けに、月額980円の定額で、映画・ドラマ・アニメなどの動画コンテンツを配信する。

 フール―によると、日本市場でHulu対応デバイスの数は9000万台(パソコンを除く)にのぼり、これまでに、50社近いコンテンツ・パートナーから1000本以上の映画や12000話以上のテレビを配信しているという。

 日テレは、フール―が会社分割により設立した新会社を子会社化することで事業承継する。フールーからHuluのブランドやテクノロジーに関するライセンスを受け、今後もハリウッドや日本の映画・ドラマ・アニメといった既存の各ジャンルでコンテンツを強化していくが、一方では、日テレの話題作や人気番組のHulu向け限定コンテンツを配信するなど、日テレの特色を活かした事業拡大も図っていく。

 日テレではすで「日テレオンデマンド」で都度課金制によるインターネット有料動画配信事業に取り組んできたが、今回のHuluの事業譲渡を受け、定額制動画配信事業にも参入することになる。日テレグループとしては、地上波放送、BS放送、CS放送に加え、インターネット動画配信の拡充によりユーザーのニーズに幅広く応える体制が整った。

日テレにとってユーザー獲得の新たな武器となるHulu

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