スイスに本拠を置く測位デバイス向けメーカーのユーブロックスは2月7日、衛星からのGPS信号がない状態でも正確に位置を測定する新型チップ「UBX-M8030-Kx-DR」を発表した。
ダッシュボード内カーナビや緊急通報システム、道路課金システムや盗難車両追跡システムといった車両搭載用のチップで、新技術「3D Automotive Dead Reckoning(3D-ADR)」を搭載。加速度センサーやジャイロセンサー、車両からの速度信号や左右タイヤの差動情報を総合的に演算する機能をワンチップに収めている。普段はGPSからの位置情報を加味してタイヤ摩耗や温度、センサーの経年劣化といった変化も自動補正するという。
チップサイズは5×5mm、40ピンQFNパッケージで提供され、2C、SPI、UARTおよびUSBインターフェイスも備える。
機能紹介