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絶対に失敗しない! いま旬のオーディオ製品 第3回

音はもちろんだが、見栄えも現代的な逸品

名門ELACの超小型スピーカー「BS312」を聴く

2014年02月15日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 コンパクトで上質なスピーカーを手に入れたい。そんなニーズは、PCを使って購入し、PCやネットワーク機器で再生して楽しむ、ハイレゾの時代になってより高まってきているのではないだろうか。

 ドイツのオーディオメーカーELACの「BS312」は、小型でガジェット的な魅力もあり、しかもワンランク、あるいはツーランクより上の上質感を得たいハイエンドオーディオユーザーの欲求も大いに満たす製品と言える。

小型でメカ的な外観からブランドを象徴する存在

 BS312はELACが提供するスピーカーの中では、300LINEに属する。

 小型のアクティブスピーカーから、ペア数百万円のフロア型スピーカーまで幅広い製品を手がけるELACだが、その中でも300LINEは極めて特徴ある製品と言える。初期のELAC 310シリーズ以来、特徴あるJETツイーターの外観、そしてドイツの工業製品らしさを髣髴とさせる、金属製エンクロージャー、加工精度の高い部材の利用など、所有欲を高める要素が豊富で、特に国内ではELACのスピーカーを印象付ける代表モデルと捉えるファンが多い。

 BS312の幅はわずか123mm。高さも208mm。小口径スピーカーで十分な出力を確保するため、奥行きは270mmほどと大きめだが、余裕のある広さの机上であればアンプ内蔵のUSB DACなどと組み合わせて超ニアフィールドのハイレゾ環境を構築することも可能。もちろん単品のHi-Fiコンポーネントと組み合わせて、リビングやオーディオルームを音で満たすような使い方でも十二分な性能がある。

 インピーダンス4Ωで潤沢な電流供給能力のあるアンプと組み合わせたほうが進化を引き出せるという面もある。設置しやすい小型サイズと本格的な再生品質の両立した魅力的な製品である。

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