昨年末にMMD研究所が公表した「2013年スマホアプリの利用実態調査」によると、13年に利用されたアプリのジャンルで「無料通話/チャット」30.5%がトップとなり、以下、2位は「SNS」14.5%、3位は「ゲーム」9.5%が続いた。「無料通話/チャット」ジャンルで日本を代表するLINEアプリは、世界的にも大躍進を遂げた。
LINEが公式ブログで、米国のアプリ市場調査会社アップアニー(App Annie)の調査結果を引用したところによると、ゲームを除き、iOS/アンドロイドの世界でのアプリ売上ランキングにおいて、LINEアプリが世界1位を獲得した。LINEアプリは同世界ダウンロードランキング(ゲーム除く)でも6位を記録し、パブリッシャー売上ランキング(ゲーム除く)もLINEが堂々のトップとなった。日本でトップ10入りしたのは唯一、LINEのみだった。
ゲームアプリについては日本ブランドが健闘し、パブリッシャー売上ランキングの1位は「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」が世界的ヒット作となったガンホー・オンライン・エンターテイメント(ガンホー)。LINEゲームを展開するLINEは5位で、グリー(GREE)が6位、ディーエヌエー(DeNA)が8位となり、トップ10入りは4社にのぼった。なお、ガンホーを子会社化したソフトバンクがらみでみると、10月に買収を発表したフィンランドのスーパーセル(Supercell)が2位にランクインしていおり、ソフトバンクグループのゲーム企業が世界ゲーム市場のワン・ツーを決めた形となる。