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11.6型サイズで約780gを実現したスリムタブレット

薄くて軽くて大画面な「Endeavor TN10E」

2014年01月31日 11時00分更新

文● 三田沢カケル 写真●篠原孝志(パシャ)

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タブレットとしてのスペックは十分、ホビーユースにも

 エプソンダイレクトとしてはめずらしく、本製品では本体パーツを選択することはできない。APU(A4-1200)、メインメモリー(4GB)、SSD(128GB)は固定で、BTOは本体の構成パーツではなく、スタンド機能を備えた本体カバー、筆圧感知機能を備えたデジタイザーペン、液晶保護フィルム、Bluetoothキーボードなどといった、各種の周辺機器が選択できる。また、上記の4点のアイテムがセットになったお得なオプションパックも用意されている。なお、タブレットながらOSはWinows 8.1 Pro 64bit/Winows 8 64bitから選択可能。OfficeソフトなどこれまでのPCと同じように利用できるのも、OSがWindowsならではだろう。

オプションの液晶カバーとキーボードを使えば、ノートPCのようなスタイルで使用できる。上記2つのアイテムと、デジタイザーペン、液晶保護フィルムがセットになったビジネス支援パックの価格は9450円で、ひとつずつ購入するよりかなりお得

 スペック的にはSSDの容量が心配だが、重要なファイルはSkydriveなどのクラウドや社内外のサーバーなどといった、外部のストレージに保存しておき、必要に応じてアクセスしたり、持ち出したりといった使い方ならば、容量が不足することはないはずだ。また、A4-1200には、3Dグラフィック機能(Radeon HD 8180)が内蔵されている。本格的な3Dゲームの処理には追いつかないが、ソーシャルゲームをプレイしたり、フルHDの動画を鑑賞したりと、カジュアルな用途にも活用できるスペックはある。

500万画素のカメラを本体背面の上部に内蔵。2592×1944ドットの高精細な映像を撮影できる

背面に内蔵したカメラで動画を撮影。撮り終えたらその場で上映会を開催。大画面かつ広視野角なので、みんなで一緒に視聴可能だ

 また、タブレットならではの使い方としてオススメしたいのが“ゲーム”である。エアホッケーやリバーシなどで対戦。一緒にいる友人と、その場で対戦プレイできるのが楽しい。そのほか、画面の大きい「Endeavor TN10E」だけに、アイテム探しゲームもおもしろい。数人で協力プレイができる。友人宅やイベントスペースなどで、簡単なゲーム大会やパーティを開催しても良いだろう。

まずはリバーシで対戦。交互に画面をタッチしてゲームを進める。画面が大きいため、マスの選択もしやすい

つぎはエアホッケーで対戦。パックを追いかけて素早くマレットを動かすふたり。操作の追従性もバッチリ

アイテム探しゲームで、こんどは協力プレイ。11.6型サイズを活かして、3人で画面を覗き込む。目的のアイテムをスイスイと探し出せるのだ

 タブレットが世界を変える言われて久しいが、タブレットは必要ない、PCとしては使いにくいと思っているユーザーも多いことだろう。11.6型の筐体に、PCと紙、両方の魅力が詰め込まれた「Endeavor TN10E」は、そのような人たちにこそ触ってもらいたい製品だ。

試用機の主な仕様
OS Windows 8.1 Pro 64bit
APU AMD デュアルコア A4-1200 APU (1.0GHz)
メモリー 4GB(4GB×1)DDR3L 1066
グラフィック AMD Radeon HD8180
ストレージ SSD 128GB(シリアルATA 300MB/s対応)
ディスプレイ 11.6型(1920×1080ドット)
バッテリー駆動時間 約7.7時間(内蔵バッテリー)
サイズ W297×D192×H11mm
重量 約780g

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