MM総研が昨年11月に発表した内容によると、2013年度上期(13年4月~9月)の国内タブレット端末出荷台数は前年同期比77.2%増の342万台を記録。13年度通期(13年4月~14年3月)は前年度比33.8%増の760万台に達し、16年度には1020万台にまで拡大すると予測した。
右肩上がりで市場成長を遂げるタブレットだが、アスキークラウド2月号(13年12月24日発売)では「タブレットは『大型スマホ』にあらず」と題した記事で、最近のタブレットのトレンドを紹介。角川アスキー総合研究所の調査結果から、タブレットの用途がスマホとは異なり、たとえば同じiOSでもスマホのアイフォーンはカメラが多用される一方、タブレットのアイパッドはテレビ電話、アイパッドミニでは電子書籍が多く利用されているとまとめている。
ワイファイモデルは6割を占め、活用度ではタブレットよりもスマホに軍配が上がる。7インチモデルのユーザーはガラケーとの2台持ちでの利用が多いといった具合だ。
そんなタブレットのハードとしての今後を占う意味で参考になるのは、毎年1月上旬に米ラスベガスで開催される家電・IT見本市の「国際コンシューマーエレクトロニクスショー(International CES)」。今年の開催期間は米国時間1月7日~10日だが、さっそく、国内外のメーカーから最新機種が発表されている。
現時点で主だったものを列挙すると、韓国サムスン電子は2560×1600ドットの高精細画像表示が可能な「GALAXY Tab PRO」と「GALAXY Note PRO」を発表。「GALAXY Tab PRO」は画面サイズが12.2インチ、「GALAXY Note PRO」は12.2/10.1/8.4インチの3種類をラインナップする。
レノボが発表した、1920×1200ドットの8.3インチディスプレーを搭載するWinodws 8.1タブレット「ThinkPad 8」。ほかに画面サイズが10.1インチのWinodws 8.1タブレット「MIIX 2 10」と同11.6インチの「MIIX 2 11」も発表している。
エイスースは、脱着可能なキーボードドックを付属してノートPCとしても使える「Transformer Book Duet TD300」を発表。この「TD300」はウィンドウズとアンドロイドの2つのOSを搭載するデュアルOSモデルだ。ワコム製デジタイザを搭載したWinodws 8.1タブレット「VivoTab Note 8」も発表している。
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■MM総研
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