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フルSSD、ハイブリッド、ニアラインSASまで6モデルをラインアップ

オールフラッシュ版も!デルが「EqualLogic PS6210」発表

2013年12月24日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 デルは12月20日、iSCSIストレージアレイの新製品「Dell EqualLogic PS6210シリーズ」を発表した。新バージョンのファームウェア(ストレージOS)を採用しているほか、ラインアップにはオールフラッシュアレイも含まれる。

Dell EqualLogic PS6210シリーズ

 発表されたPS6210シリーズアレイのラインアップは、次の6モデル(括弧内のドライブ数と容量は最大値、価格は税別の最小構成価格)。いずれの製品も、10GbE iSCSIインタフェースを持つデュアルコントローラ構成。コントローラは16GBのメモリを備える。

・PS6210S(2.5インチSSD×24台、19.2TB、2213万6900円)
・PS6210XS(2.5インチSSD×7台+10K rpm SAS HDD×17台、26TB、1774万8200円)
・PS6210X(2.5インチ/10K rpm SAS HDD×24台、28.8TB、610万4900円)
・PS6210XV 2.5(2.5インチ/15K rpm SAS HDD×24台、7.2TB、831万1300円)
・PS6210XV 3.5(3.5インチ/15K rpm SAS HDD×24台、14.4TB、823万8500円)
・PS6210E(3.5インチ/7.5K rpm NL-SAS HDD×24台、96TB、831万5300円)

 このうちPS6210Sはオールフラッシュ(SSD)アレイ、PS6210XSはSSDとHDDのハイブリッドアレイ、PS6210EはニアラインSAS HDD搭載の大容量アレイ。オールフラッシュアレイのPS6210Sでは、負荷バランシングや高密度SSD機能を備えており、予測に基づくスケールアウトが可能。また、ハイブリッドアレイのPS6210XSではホットデータの自動階層化機能を利用できる。

 新モデルではフラッシュの能力がより引き出されており、前世代のSSD搭載モデル比でもパフォーマンスが向上している。たとえば、PS6210XSの100%ランダムリード性能(4KBブロック)は前世代モデル(PS6110XS)比で最大3倍を実現するという。

 PS6210シリーズアレイの発表に合わせ、ファームウェアの新版「EqualLogic Software 7.0」もリリースされた。これは過去のモデルも含め、すべてのPSファミリーに適用される。64ビットカーネル採用により大容量メモリに対応したほか、4Kセクターボリュームへの対応、アクセス制御ポリシー機能の追加、GUIの刷新などの変更点がある。

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