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「cybozu.com」や「Google Apps」「Office365」、自社開発システムなどに対応

サイボウズ子会社、SaaSのID情報を一括管理するサービス

2013年12月19日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 サイボウズ100%子会社のサイボウズスタートアップス(Cstap)は12月18日、多数のクラウドサービス(SaaS)におけるアカウント情報を一括管理するクラウドサービス「Cloudum(クラウダム)」の販売を開始した。サービス開始時点では「cybozu.com」「Google Apps」「Microsoft Office365」などに対応している。

 企業のSaaS利用が進む中で、複数のSaaSを組み合わせて利用する場合のアカウント情報/ユーザー情報の管理やメンテナンスが課題となっている。Cloudumではアカウントを一括管理し、各SaaSへのアカウント登録状態やライセンスの利用状態を把握できる。アカウント情報の登録はCSVファイルからも可能で、変更登録の事前予約機能も備える。また、オプションで個々の企業が自社開発する独自システムにも対応可能。

Cloudum(クラウダム)の概要。アカウント/ユーザー管理を一括管理する

 またCloudumでは「AIOS(自動項目最適化システム)」を採用しており、管理者が各SaaSに合わせて登録情報を調整することなく、利用したいシステムを選択するだけで自動的に登録項目が最適化される。自社開発の独自システムについても、CstapがヒアリングしたうえでAIOSを対応させるとしている。

 Cloudumのトップ画面(アカウント情報画面)では、メンテナンスが必要なシステムなど、利用中のすべてのSaaS/システムに関連する情報を表示する。これにより、メンテナンス漏れや無駄なライセンス費用の発生を防ぐことができるとしている。

Cloudumのトップ画面

 Cloudumが対応するSaaSは、サービス開始時点ではCybozu.com、Google Apps、Microsoft Office365、「サイボウズスタートアップス 安否確認サービス」の4つ。またパッケージソフトでは「サイボウズ ガルーン」に対応している。Cstapでは今後、対応サービスを拡充して「アカウント管理が必要なすべてのクラウドサービスに対応することを目指す」としている。

 月額利用料金は、管理ユーザー数が50名までの場合8000円、1000名までの場合3万2000円などとなっている。サイボウズおよびCstapのクラウドサービスを利用している顧客には、優待料金プランが用意されている。

 また自社独自システムなど、Cloudumに未対応のサービス/システムに対応させるためには1システムあたり5万円のシステム登録費用が必要となる。ただし、2014年8月末まではこのシステム登録費用を無料で対応するキャンペーンを実施している。

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