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楽天、共通来店ポイントにエコを加えた新サービス

2013年11月25日 14時30分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 楽天は10月15日、「スマポ」を展開するスポットライトを買収し、完全子会社化した。スマポは共通来店ポイントサービスで、スマホにスマポアプリをインストールし、スマポの提携加盟店に来店してチェックイン操作を行うとポイントがもらえる。貯めたポイントは、加盟店が発行する商品券や食事券に交換して利用することが可能だ。

 楽天はこのたび、スマポをエコに活用しようという動きを見せている。電力ピーク時に外出することは、家庭での電力使用の抑制につながり、デマンドレスポンスへの付加価値となるではないか――こうした考えから楽天は、運営する「楽天エナジー」が実施しているデマンドレスポンスサービスの一環としてスマポを活用。電力ピーク時にスマポのポイント獲得を目的として外出をうながすことで、ピーク電力需要抑制を図る。具体的には、デマンドレスポンスに協力したスマポユーザーに対して、通常のスマポユーザーとは異なる特典を付与するなどの付加価値を用意する。

 アスキークラウド2014年1月号(11月22日発売)の「特集 小売業とネット企業の融合がO2O成功の近道 ポイント再提携で生まれる日本の『グーグルゾン』」では、楽天ポイントやTポイント、ヤフーポイントをはじめ、ポイントサービスの現状分析と将来予測を行っている。今回の楽天の動きは、ポイントサービスとエコを組み合わせた新たな試みとして注目される。

スマポの利用の流れ

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