パナソニックは11月18日、高容量リチウムイオン電池を採用した産業・住宅用蓄電装置「産業・住宅用 リチウムイオン蓄電システム 5kWh スタンドアロンタイプ LJ-SF50A」を発表、12月20日より受注を開始する。
EVにも利用されている高容量円筒型リチウムイオン電池を採用することにより、同社従来製品の約1/2のサイズながら5kWh、1.5kVAの大容量・高出力を実現したという。100VのACコンセントに挿し込めば充電され、本体にある100Vコンセントから他の機器が直接電力を取れる簡単設計のスタンドアロンタイプ。縦型スリムボディは住宅や店舗のデスクサイドやPOSシステムの脇に置けるほか、キャスター付きなのでレイアウト変更も容易だとしている。
UPS(無停電電源装置)ではないため、パソコンやサーバーなどを停電時連続して運転できるものではない。最大1500VAまでの機器を4時間程度利用できることから、ノートパソコンやルーターといった情報機器に加えて冷蔵庫や電磁調理器などを停電時にも利用可能だ。
本体の充電時間は8時間、平常時には深夜電力を用いて充電して日中に使うといった使い方も可能だという。本体サイズは幅250☓高さ649☓奥行き626mm、重量は約65kg。価格は90万円。