日本は先進国のなかでもクレジットカードの利用が少ない。決算の手段別割合を見てみると、2011年のクレジットカード払いの割合は米国が25.6%、韓国が57%である一方、日本は12.1%に過ぎない(クレディ・セゾン調べ)。日本ではクレジットカード決済が年々増えてはいるが、決済額は約34兆円で、現金決済額の150兆円には遠く及ばない。
しかし、これは逆に言うと“クレジット決済の目の前に150兆円もの巨大市場が広がっている”ことも意味する。月刊「アスキークラウド」創刊3号(11月号/9月24日発売)では、「10億円ビジネスを作ろう 現金決済 150兆円争奪戦」と題した特集記事で、クレジットカードのビジネスチャンスをまとめている。そんななか、インターネット調査会社のマイボイスコムは「レジットカードのブランドイメージ」に関する調査を行った。
同調査結果によると、所有するクレジットカードブランドは上位からJCB(42.6%)、楽天(38.4%)、イオン(24.1%)、三井住友VISA(31.4%)、セゾン(22.8%)。いずれも20%超のシェアを確保し、以下は10%を切る結果となった。最も利用しているブランドを尋ねると、2ケタのシェアを得たトップ3は楽天(20.4%)、JCB(18%)、三井住友VISA(10.9%)が挙がった。
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